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【プロ野球】

畠山が4戦連発 ヤ9連勝

2011年9月16日 紙面から

広島−ヤクルト4回表逆転2ランを放ちナインに迎えられるヤクルト・畠山=マツダスタジアムで

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◆ヤクルト8−1広島

 マツダスタジアムの左中間席に、3日連続でヤクルト・畠山の2ランが飛び込んだ。これで、11日の阪神戦から自身初の4試合連続本塁打。今季2度目の9連勝の立役者は「4連続はたまたまでしょ。悪いときは見逃したり、ミスショットするような甘い球をしっかり振りに行けている」と淡々と話した。

 守備の不安から、今季開幕時はスタメンですらなかったが、初スタメンに抜てきされた4月17日の横浜戦で2本打って、ほぼ4番に定着。プロ11年目でようやく開花した和製大砲だが、入団当時2軍監督だった小川監督は「アイツには相当、手こずらされた」と苦笑いする。8番で起用すると当時、ビッグマウスの高卒ルーキーだった畠山は「クリーンアップ以外を打つなんて初めて」とボヤいた。遅刻の罰で、トイレ掃除や土手のごみ拾いを課したこともある。そんなことも今は昔。「打撃以外はかなり低いレベルだが、長打力と打撃技術は入ったときから高かった」と、長所を伸ばしてきた。

 かつての問題児が、いまや主砲。「すごく打席での集中力を感じる。最初の9連勝も今回も、彼抜きではあり得なかった」と小川監督。めっぽう勝負強い。この日の2打点で、打点はリーグトップに返り咲き。「こういう順位にいることが幸せだから、ホームランじゃなくても、いいところで打てればいい。走者がいると集中力が増す」。7月以降の10本塁打にソロはないことが、そんな言葉を裏付ける。

 横浜、阪神、広島と3カード連続で3タテし、9月は12勝1敗の超ハイペースで、混戦を一気に抜け出した。頼れる主砲に導かれ、破竹の勢いのツバメ軍団にマジック点灯が迫ってきた。 (竹村和佳子)

 

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