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【プロ野球】梨田監督が勇退 Vで有終飾る2011年9月16日 紙面から
◆日本ハム2−1ロッテ日本ハムの梨田昌孝監督(58)が15日、今季限りで退任することを発表した。東京ドームでのロッテ戦の試合前に、記者会見し「最初から今年限りと心に決めていた」と話した。ことしは2年契約の最終年。8月下旬から退任の意向を球団に伝えており、14日の話し合いで了承された。球団は外国人監督の起用を含めた後任選びに本格的に着手する。 「自分の中ではもう、“卒業”」。会見に臨んだ梨田監督は普段通りの淡々とした表情。「もう一年という気持ちにはならなかった。燃え尽きて終わろうという気持ちは強かった」と退任の理由を説明した。 2008年に日本ハム監督に就任。09年にパ・リーグで優勝。今季も、開幕からAクラスに入っていたが、昨季が4位に終わったこともあり、開幕前から「ある程度はチームに貢献できたので、いいかな」と考えていたという。8月末には退任の意志を正式に固めて球団に伝えた。リーグ優勝の手腕だけでなく、糸井、中田、陽岱鋼ら若手を着実に成長させたことも評価していた球団は慰留に努めたが、最終的には断念。14日の話し合いで退任を了承した。ヒルマン前監督のときと同じく、試合を残しての発表となった。 「今後の人事などを考えて、このタイミングで発表させてもらった」と梨田監督。後任監督について、津田敏一球団社長は「現在は全くの白紙。チーム編成を考えながら、次に引き継ぎたい」と話すにとどまったが、人選が本格化する。 シーズンの残り試合は梨田監督が指揮を執る方針で、ロッテ戦でもいつも通りに采配をふるった。チームは2位につけ、クライマックスシリーズ(CS)進出はほぼ確実。指揮官の花道を飾りたいとの気持ちも強い。「日本一になっていないので、まずはリーグ優勝を狙う。優勝がダメでも勝ち上がって(日本一を)取りたい」と梨田監督。近鉄の現役、監督時代にも経験していない日本一で有終の美を飾る。 PR情報
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