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2005-07-13

[]自己啓発社員教育 その後の行動

自己啓発セミナー的な内容が、社員研修の名目で行われた事実に対して、行動を起こさないわけには行かなかった私は、これまでの自分が感じたこと、調べたことをできるだけ冷静に報告書としてまとめあげた。

研修の参加者全員、上司、総務部長、常務、社長へのメール。特に総務部長、上司、社長には面会を求め直訴した。

「初回の洗脳めいたカリキュラムが今後半年間継続されるなら、自分は辞退する」

「その為に失うものについての覚悟も自分にはある」

必死の抗議に対して、「君がそこまで真剣に言うのであれば・・・」と上司も一定の理解を寄せてくれた。

社長に至っては、長い意見交換の上、研修を実施したコンサルタンツを社長室に呼び、「洗脳教育についての抗議を行った」とのレスポンスを得た。

また、「次回以降の内容について、納得できなければ欠席も認める」と了解を頂いた。

自分が危惧していたのは「経営者が洗脳を承知で内容を決定した」という最も恐れるシナリオであったので、社長の行動は自分をかなり安心させた。

洗脳的カリキュラムコンサルタントが決定し、内容についてのチェックが漏れていた・・・とするなら、自分としてもそれ以上責めるつもりはない。

ただし、今後は、大手コンサルタントといえども、洗脳カリキュラムを潜り込ませていることを警戒すべきであるし、研修メンバーを隔離しないこと、閉鎖空間に閉じ込めないこと・・などの注意が必要であろう。

社長室に呼び出されたコンサルタントの担当は

「確かに第一日目の”気づき”に対する方法を洗脳と言われてしまうと、そのように思えてしまうかもしれません」

「当社は長い社歴を持ち、大手コンサルタント会社として恥ずかしいことはありません」

「社長の話を十分考慮して研修にあたりたい。次回からはアンケート結果の解決方法など実践に基づいた内容になっていますので、心配しないでください」と返答したそうである。

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