平松市長市長選出馬表明橋下知事との直接対決へ |
大阪市の平松市長が11月の市長選挙への出馬を決めたことがわかりました。橋下知事も市長選挙に出馬することを示唆していて、事実上、2人の一騎打ちになる見込みです。
大阪市の平松市長は、これまで進退を明言してきませんでしたが、15日までに11月27日の市長選に出馬し、再選を目指す方針を固めたことを明らかにしました。一方、橋下知事は15日夜、大阪維新の会のパーティーで改めて平松市長との対決姿勢を強調しました。
<橋下大阪府知事>
「この大阪の市長に平松市長はふさわしくありません。平松市長、退陣していただきます。頑張りましょう」
その上で橋下知事は、自らが辞職した後の府知事選について、意中の候補に出馬を打診し承諾を得ていることを明らかにしました。また、市長選には自らが出馬する考えも示唆し、市長選は事実上、2人の一騎打ちになることが濃厚となりました。
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2011/09/16 0:19:
更新) |
紀伊半島南部で大雨予報 土砂ダム警戒の緊急会議 |

夕立程度の雨でも決壊恐れのダムも |
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紀伊半島を襲った豪雨災害で発生した「土砂崩れダム」は、16日以降以降の大雨で決壊する恐れがあることから、奈良県は緊急の対策会議を開きました。
午後6時から緊急に開かれた対策会議には奈良県の荒井正吾知事のほか国土交通省や気象庁などの担当者が出席しました。奈良県では五條市や野迫川村などで豪雨災害によってできた「土砂崩れダム」が現在16ヶ所確認されていて、このうち五條市大塔町の赤谷など4ヶ所については決壊する恐れがあります。会議では改めて周辺市町村に対し避難指示の徹底を呼びかけるとともに連絡体制を強化するよう確認を行いました。気象庁によると、紀伊半島では16日の昼過ぎから雷を伴った激しい雨が予想されていて、二次災害に警戒が必要です。
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2011/09/16 0:09:
更新) |
土砂崩れダム 16日からの大雨に厳重警戒を |

国と村が”避難の徹底”を呼びかけ |
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豪雨災害でできた奈良県野迫川村の「土砂崩れダム」について、国は「夕立程度の雨でもあふれるおそれがある」と発表しました。
16日以降、大雨が予想されていて、ほかの土砂崩れダムでも警戒が必要です。
奈良県野迫川村の北股で確認された「土砂崩れダム」は集落の400m手前、民家のすぐ近くまで土砂が押し寄せていました。
国の緊急調査によると、1時間に50mmの夕立程度の雨でも決壊し、幅150mの土石流が800m下流にまで達するおそれがあるということです。
周辺の住民はすでに避難しています。
国は今後、ダムから水を抜く方法を検討するほか、16日にも水位計を設置し、監視を強化する予定です。
また、五條市・赤谷や和歌山県田辺市・熊野の土砂崩れダムも、夕立程度の雨で決壊するおそれがあり、警戒が続いています。
熊野川沿いの十津川村・上野地地区は、長殿や五條市・赤谷の土砂崩れダムの下流にあり、住民には避難指示が出されています。
15日午後、国と村がダムの状況を住民に説明しました。
十津川村の更谷慈禧村長は、「みなさん本当にお疲れがピークだと思いますが、避難指示に従ってなんとか自分の命を守ってください」と住民に呼びかけました。
また、集まった住民は「早くダムをなんとか、うまい具合に落ちつけてほしい」、「土砂ダムがある限り、100%安心ということはない」などと話しました。
近畿南部では16日昼過ぎから17日にかけて、1時間に40ミリ以上の激しい雨が降ると予想されていて、土砂崩れダムだけでなく新たな土砂災害にも警戒が必要です。
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2011/09/15 19:51
更新) |
奈良・十津川村 学校再開のメド立たず 大雨への備えも続く |

教室は救援物資置き場に |
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奈良県十津川村では、村全体で学校再開のメドが立っていません。
児童たちは、今月1日の始業式以降、自宅待機を続けています。
奈良県十津川村では、児童の家を1軒ずつまわり、課題を手渡していく小学校の先生の姿がありました。
【訪問した教師】
「ちょっと長引いて、学校が再開のめどがたっていないので課題を配らせてもらっているんですよ…」
十津川村では、豪雨被害のあと、9つある小学校、中学校、高校の全てが再開のメドがたっていないのです。
土台が崩落したグラウンド。
重里地区にある西川第一小学校は、増水した水に土台が削られました。
川沿いの校舎は辛うじて建っていますが、危険な状態に。
【西川第一小学校校長】
「安全第一で、それが確認されるまでは再開できない。全員が揃って安全にやるためには大分かかるのではないか」
また、校舎が被害を受けていない学校でも、再開の目途は立ちません。
村の半分が校区となる十津川第一小学校には、避難した人のための支援物資が廊下や教室に並べられ、地域の避難所としての役割が優先されています。
さらに、村の道路が至る所で被害を受けているため、通学に必要なバスが運行できなくなっているのです。
【十津川小学校校長】
「1日でも早く子どもたちに学校で学習してもらいたいという気持ちは一番。安全を考えると今の状況では無理」
子どもたちが今月、学校に登校できたのは、1日の始業式だけです。
【こどもたちは・・・】
「(やりたいことは?)運動会の練習」
「遊び(何で?)ブランコ」
土台が大きく損傷を受けた西川第一小学校では15日、予想される大雨への備えが始まりました。
長期化する休校、そして、天気の変化におびえる日々。
その終わりはまだ見えません。
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2011/09/15 19:50
更新) |
”幅80mの土砂崩れ” 熊野古道にも被害 文化庁が調査 |

無残に崩れ落ちた山肌 |
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豪雨による世界遺産の被害を調査している文化庁は15日、熊野古道を視察しました。
大規模な山崩れは、職員たちの想像を上回るものでした。
世界遺産の熊野古道。
文化庁の職員は、最大の山崩れのあった場所を目指しました。
参道には、あちこちに爪痕が。
「山肌が崩れ、大量の木が道をふさいでいます。このように川の方に迂回しないと通れません」(記者リポート)。
コンクリートの堤防が無残に崩れ落ちています。
そして―。
「熊野古道で起きた最大の土砂崩れの現場です。私が立っているところに道がありましたが、およそ80メートルに渡って分断されています」(記者リポート)。
深くえぐられた山肌。
ふもとには段々畑があったということですが、押し流された土砂と木で完全に埋もれています。
「実際作業するにしても、アクセスする道がない。文化庁だけでは手におえない」(文化庁記念物課・矢野和彦課長)。
文化庁では今後、林野庁などと協議し、安全を確保しながら道をつなげる方法を検討したいとしています。
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2011/09/15 19:50
更新) |
ボランティアは半額で宿泊可能 和歌山県は義援金配分方法を発表 |

宿泊場所を確保して臨もう |
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水害の被災地では、復旧作業にあたるボランティアが足りない状態が続いています。
一方和歌山県では、1回目の義援金の配分方法が決まりました。
22人の死者が出ている和歌山県那智勝浦町には、現在70人ほどのボランティアがいます。
大きな課題は、宿泊する場所の確保と滞在費用の問題です。
隣の串本町にある県立潮岬青少年の家は、ボランティアに限り通常の半額で泊まれるようにしました。
【潮岬青少年の家・山口和紀所長】
「予約していた団体は軒並みキャンセルになった。こういう状態なので有効活用してほしい」
【県外からのボランティア】
「長くいる人がが多いので、費用が安ければ長くいやすい」
現在、新宮市・田辺市・古座川町で、県外に住む人からもボランティアを受け付けています。
【和歌山県・仁坂吉伸知事】
「東日本大震災の教訓によれば、(義援金が)なかなか手元に届かないと。できるだけ早くお届けしたい」
一方、和歌山県は15日、義援金の配分方法を決めました。
第1次配分として、死亡者・行方不明者1人あたり10万円を家族に支給、全壊・半壊した家屋についても1戸あたり10万円が支給されます。
申請の窓口は、各自治体となっていて、来週には自治体まで義援金が届くということです。
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2011/09/15 19:50
更新) |
”米5年分で”議長選挙を巡る買収疑惑 大阪地検特捜部が奈良市議会を捜索 |

議長室に捜査のメスが |
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奈良市議会の議長選挙を巡り、前の議長が現金や米5年分で票の買収をもちかけたとされる事件で、大阪地方検察庁特捜部は、議長室などを捜索しました。
「賄賂申込み」の疑いで捜索を受けたのは、奈良市議会の議長室や議員控え室などです。
奈良市議会を巡っては、前の議長、山本清元議員(73)が今年6月の議長選の際、無所属の議員に現金20万円や米5年分で票の買収を持ちかけた疑いが持たれています。
録音された音声では、(無所属議員)「そこでお金を持ってくるの最悪ですわ」(山本元議員)「そやけど何の関係もない、ワシの個人としての金や。」「そうしたらこうしよう。5年間、お米代」と話したとされています。
山本元議員は問題の発覚後、議員辞職していて、所属していた会派は、「会派としては今回の問題は個人の問題か」という問いに対し「お一人の考えであったと思います。」と改めて組織としての関与を否定しました。
大阪地検特捜部は、今後、押収した資料などをもとに捜査を進める方針です。
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2011/09/15 19:49
更新) |
「玄さん」がマウンテンバイクに挑戦 |

木漏れ日の中、風を切って疾走! |
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兵庫県豊岡市の神鍋高原にマウンテンバイクのコースができました。
早速コースを走りぬけたのはあの人です。
豊岡市の神鍋高原に作られたマウンテンバイクの特設コース。
木漏れ日が射し込む森の中を颯爽と走るライダー達の後ろからやってきたのは、豊岡市のマスコットキャラクター、「玄武岩の玄さん」です。
【玄さん】「難しいわー。ワシには無理じゃ」
ここは、来月に開かれる大会の為に特別に作られたコースです。
「玄さん」はそのPRのため初めてマウンテンバイクに挑戦しました。
【玄さん】「わしは登りは苦手じゃ。(160キロの)体重が災いしとるの〜」
【記者】普通はマウンテンバイクに乗って上るみたいですけどね。
「え、うそ?」
本格的なコースは、初心者の玄さんには少々厳しかったようです。
【玄さん】「ちょっと怖いけど、やればやるほど楽しくなるぞ!」
【マウンテンバイク愛好者】
「素晴らしい走りだったと思います、是非チームに入ってほしいです。」
大会は、来月1日と2日に開かれる予定です。
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2011/09/15 19:44
更新) |
「お米5年分で・・・」奈良市議会を大阪地検特捜部が捜索 |

山本清元議員(73) |
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奈良市議会の前の議長が現金や5年分の米代で議長選挙の票の買収をもちかけた問題で、大阪地方検察庁特捜部は、議長室などの捜索を行いました。
大阪地検特捜部の捜索を受けたのは奈良市議会の議長室や議員控室です。
この問題は、ことし6月の奈良市議会の議長選を巡って、前の議長の山本清元議員(73)が、無所属の議員に現金20万円や5年分の米代で票の買収を持ち掛けたものです。
【録音された音声】
(無所属の議員)「そこでお金を持ってくるのは最悪ですわ」
(山本前議長)「そんなん、関係ない。わしの個人としての金や、そうしたらこうしよう。お米代、5年分!」
15日の捜索は「わいろ申込み」の疑いでの刑事告発を受けて行われたもので、特捜部は議会のほか山本元議員の自宅なども捜索しました。
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2011/09/15 15:12
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観光栗園オープン |

滋賀・高島市 マキノピックランド |
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滋賀県高島市にある近畿最大規模の観光栗園が15日、オープンし、家族連れたちが栗拾いを楽しんでいます。
滋賀県高島市にあるこの観光栗園は55ヘクタールの敷地に約1万7千本の栗の木が植えられています。
近畿では最大規模の広さで、園内では大きな実が鈴なりに実っていて、これから順次、イガがはじけて収穫時期を迎えます。
今年の栗は例年通り順調に育ち、甘味が凝縮しているということです。
訪れた家族連れたちは、足元に弾けて落ちているイガから大きな栗を取り出し、袋いっぱいに詰め込んでいました。
この観光栗園では10月下旬まで栗拾いが楽しめそうだということです。
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2011/09/15 15:07
更新) |
土砂崩れダム野迫川北股も夕立程度の雨で決壊か |

16日の昼前から雨に警戒 |
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豪雨災害でできた奈良県野迫川村の「土砂崩れダム」について、緊急調査を実施した国は、「夕立程度の雨でもあふれるおそれがある」と発表しました。
国によりますと13日に奈良県野迫川村の北股で確認された土砂崩れダムは、規模は比較的小さいものの、集落の約400m手前まで土砂が迫っています。
国が行った緊急調査の結果、夕立(1時間に50mm)程度の雨でも決壊し、約800m下流まで土石流が襲う危険性があることがわかりました。
ダム付近の住民37世帯87人はすでに避難を終えていて、国は今後、ダムから水を抜く方法を検討する方針です。
そのほか、奈良県と和歌山県の4ヶ所のダムは徐々に水位が下がっていますが、この付近では、16日の昼前から1時間に30mmを超す激しい雨が降ると予想されているため警戒が必要です。
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2011/09/15 12:20
更新) |
和歌山県の宿泊施設 ボランティアに半額で提供 |

「県立潮岬青少年の家」を半額で |
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和歌山県串本町にある県の宿泊施設が、台風12号の被災地で活動するボランティアのために半額で提供されています。
和歌山県串本町にある県立潮岬青少年の家は通常一泊900円から1300円ですが、台風12号の被災地でボランティアをする人であれば半額の料金で泊まることができます。
すでに宮城県石巻市などで活動していたボランティアおよそ20人が、この施設を利用しています。
「台風の影響で予約していた団体が軒並みキャンセルになった。この状態の中で、施設を有効活用できれば」(和歌山県立潮岬青少年の家・山口和紀所長)。
「長くいるボランティアが多いので、費用が安ければ、長くいやすい」(施設を利用しているボランティア)。
ボランティアにとって宿泊する場所の確保や滞在費用が活動のハードルとなっていて、施設では「遠方からくる人たちの拠点になれば」と話しています。
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2011/09/15 15:13
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特捜部元検事が「騒ぎ立てるな」 現職検事が証言 |

元幹部らは無罪を主張 |
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大阪地検特捜部の元幹部が、証拠品の改ざんをもみ消したとして起訴された事件の裁判で、現職検事が証人として出廷し、元幹部から「これ以上騒ぎ立てるな、これで終わり」と口止めされたと証言しました。
起訴状によりますと、特捜部の元部長・大坪弘道被告(58)と、元副部長の佐賀元明被告(50)は、前田恒彦元検事(44)によるフロッピーディスクのデータの改ざんをもみ消したとされます。
2人は「意図的な改ざんとは知らなかった」と、無罪を主張しています。
15日の裁判には、去年1月に佐賀被告が前田元検事と電話するのをそばで聞いていたという検事が出廷しました。
この検事は、「佐賀副部長は電話で改ざんを認識したようで、ガクンとうなだれて涙を流していた。“前田は認めたんですよね”と聞くと、“認めた”と言った」と述べました。
さらに検事は、佐賀被告から後日、「これ以上騒ぎ立てるな、これで終わり」と、口止めがあったとも証言しました。
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2011/09/15 15:12
更新) |
天満天神繁昌亭五周年 |

約75万人が来場 |
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大阪市北区にある落語専門の常設の寄席、「天満天神繁昌亭」が開設五周年を迎え、15日に記念式典が行われました。
記念式典には上方落語協会の桂三枝会長らが出席し、訪れた落語ファンにお祝いの酒を振舞うなど、開設5周年を祝いました。
天満天神繁昌亭は、関西唯一の落語専門の定席で、若手からベテランまで多くの噺家たちがこの5年間で75万人あまりの落語ファン達を楽しませてきました。
桂三枝会長は「6年目からもう一度初心に戻って色々考えてどうしたらお客さんに来て頂けるかということをやっていこうと(考えている)」と話しました。
訪れた落語ファンは「ここができて本当に良かったですよね。」「おかげで落語が勉強できるようになったし。」と話しました。
15日は開設5周年を記念して、桂三枝さんらが出演する特別公演が開かれます。
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2011/09/15 12:10
更新) |