内容紹介
「私にはヘミシンクは向いていないかも……」といって、早々と白旗を上げようとする人がいます。
あきらめようとする人の多くは、次のように答えます。
●何も体験できない。何も見えない。本に書いてあるようなことが何も起こらない。真っ暗闇です。
●爆睡してしまう。導眠剤代わり。波の音が聞こえ始めたら寝てしまい、最後のピーという終了の音で目が覚める。そのくり返し。
●聴いているのが苦痛。むずむずしてくる。じっとしていられない。すぐにヘッドフォンを外したくなる。
それでも――「あきらめないで続けていれば、かならず“ブレイク”できます!」と、私は自信を持ってアドバイスできます。
なぜなら、私自身がそうだったからです。自宅で聴いても何も起こらない。セミナーに出ても寝てばかり……。何度あきらめようと思ったことか。
それでもしつこく続けていたおかげで、コツもつかめたし“ブレイク”もできました。
“ブレイク”とは、私が使っている言葉で、ヘミシンクのコツをつかんで、一気に体験がダーッと進み始めた状態のことです。
「おおおおぉぉぉ。これがヘミシンクだ!」という感じです。最初は、ヘミシンクにコツってあるのか?いったいコツって何なのか?
それすら手さぐりでした。ヘミシンクがデキルというのは、どういうことなのか? ということも、さっぱりわかりませんでした。
どんな状態になれば、どんな体験をすれば、ヘミシンクがデキルことになるのか――どこにも明確な答えはなく、イライラしていました。
試行錯誤の1年半。これが“コツ”だとわかりはじめ、そこから“ブレイク”するまでに半年。つかんだコツを自分のものにするまでに、
さらに半年くらいはかかりました。合わせれば2年半です。
そんな私だったのですが、いまではトレーナーです。
アクアヴィジョン・アカデミーに所属し、モンロー研究所の公認アウトリーチ・ファシリテーターの資格を得て、ヘミシンクのトレーナーをやっているのです。
アクアヴィジョンの代表は、坂本政道さん。彼のもとで10人のトレーナー仲間たちとともに、セミナー活動などを通して、
日本におけるヘミシンクの普及活動をしています。
この本の中で私は、自分の体験を通して、試行錯誤のなかからつかんだヘミシンクのコツやテクニック、気づきなどを、思いつく限り書き出しました。
体験を紹介しながら時系列に書いているので、体系的ではありませんが、むしろそのほうが納得していただけるのではないかと期待しています。
ただし、アクアヴィジョンの公式テクニックではありません。また、モンロー研究所のお墨付きでもありません。そのことをお断りしておきます。
と、言い訳しつつも――かならず!参考になると思います。ヘミシンクのエクササイズに行きづまりを感じている人は、ぜひ、最後まで読んでください。
出版社からのコメント
すでにヘミシンクのCDを聴いていたり、ヘミシンクのセミナーに参加したりしたことはあるけれども、うまく体験が進まなくて挫折しそうになっている人、
あるいはコツをつかめないで試行錯誤している人たちに読んでいただきたい本です。