2011年7月17日 19時56分 更新:7月17日 21時22分
消費者担当相を兼務する細野豪志原発事故担当相は17日、高濃度の放射性セシウムを含む稲わらが肉牛の餌とされていた問題に関し「根本的に絶つことができるまでは(福島)全県出荷停止するという方向になる」と述べた。その上で「外に置いたものは餌にしない、という周知が不徹底だった」と指摘。「原因は明確なので、しっかり取り除けば問題は解決できる」と述べ、汚染拡大は防止できるとの認識を示した。テレビ朝日の番組で語った。
消費者に対しては「規制値を超えるものが出たことはおわびしなければならない」と陳謝した上で「非常に安全サイドに立った基準で、少量を口にしても大変な被害が出るものではない」と冷静な対応を呼びかけた。【笈田直樹】