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[事件]ニュース
デモ・イベント情報で一気に人“集結”…ネット反響困った 警察パニック警戒
2011.9.15 23:14
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実際は近くで開催されたスポーツイベントに芸能人が出演しているだけで、情報はデマだった。若者らが携帯電話を使ったツイッターやメールでデマが一気に拡散、人が集まった結果、パニック状態になった。
ネットで国民運動が広がり、中東の独裁政権を次々と倒したジャスミン革命もあり、否定的な一面だけではないが、一方で英国の暴動など危険な事態に陥る可能性もある。
警察幹部は「街中でまじめに意見を主張することは尊重すべきだ。ただ、事故やトラブルにならないよう警戒しなければならない」としている。
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デモやイベントに不特定多数の人を集めるインターネットの情報発信力について、新潟青陵大学の碓井真史教授(社会心理学)は「ボランティアの募集などうまく使えば、非常に効果的だが、一方で多くの人が扇動される危険性もあり、注意が必要」と警告する。
碓井教授は「当初は情報伝達手段に過ぎなかったネットだが、最近では日常的にネットショッピングをしたり、ネットを見てどこかに行ったり、人々がネットによって行動するようになってきている」と分析し、影響力が拡大していると強調する。
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