最終更新: 2011/09/15 18:13

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衆院代表質問 自民・谷垣総裁「綱領すらない政党は政党としての基礎的な要件欠く」

14日、野田首相に対する各党の代表質問で、自民党の谷垣総裁が、マニフェスト撤回のうえ、解散総選挙を求めたのに対し、野田首相は、早期の解散を明確に否定した。
自民党の谷垣総裁は「正心誠意の真心ならぬ、下心も感じざるを得ません。いったいどちらが本心なのか、測りかねます」と、野田首相の心を問うた。
一方、野田首相は、「正心誠意」で低姿勢を貫いた。
国会では14日、初の論戦となる代表質問が行われた。
谷垣総裁は「わが党や公明党との大連立を、『101回プロポーズしてでも成し遂げたい』とおっしゃいました。しかし、綱領すらない政党は、政党としての基礎的な要件を欠いており、われわれから見れば、まだ『婚姻年齢』にも達しておりません」と述べ、いきなり「プロポーズ」を拒否した。
さらに、谷垣総裁は「この代表選での政権構想は、3党合意とは明確に矛盾しており、悪く言えば、野田総理は二枚舌をお使いになっているのではないかと」と述べ、民主党マニフェストを見直す自民、公明両党との3党合意履行を要求した。
これに対し、野田首相は「マニフェストに掲げた基本的な考え方は、現時点でも誤ったものとは考えておりませんが、政策は優先順位を定め、先の3党合意をふまえて進めていきます」と述べた。
そして谷垣総裁は、「正心誠意」を欠いた鉢呂前経産相の任命責任を追及した。
谷垣総裁は「新政権発足直後から、党役員や閣僚の無責任な放言がやまないところです。党内融和ばかりに心を砕いた、不完全な組閣の結果であり、総理の任命責任についても、厳しく問わざるを得ません」と述べた。
これに対し、野田首相は「民主党人事および閣僚の任命については、民主党の人材の幅の広さを生かしつつ、あくまで適材適所の人選を」と述べ、自らの任命責任に言及しなかった。
また野田首相は、谷垣総裁から解散を求められたが、今は解散の時ではないと、明確に拒否した。
谷垣総裁が、「潔くマニフェスト全体を撤回し、有権者におわびをしたうえで、信を問い直すべきだと」とただすと、野田首相は「しかるべき時に、審判を仰ぎたいと考えます。しかし、少なくとも今は、解散の時ではないと確信をしております」と述べた。
自民党の小池 百合子総務会長は「日本はますます駄目になってしまうという、そのおそれを感じて、本当にめまいがいたしました」と述べた。
自民党の石破 茂政調会長は「どんぐりコロコロどんぐりこ。イラ菅辞めたぞ、さあ大変。ドジョウが出てきてこんにちは。やっぱり自民が恋しいと、泣いてはドジョウを困らせたとか...」と述べた。
臨時国会は、残すところあと2日となった。

(09/15 01:29)


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