“情報管理”発言に野党批判
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“情報管理”発言に野党批判

9月13日 20時54分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

民主党の輿石幹事長が、鉢呂前経済産業大臣の辞任を受けて、報道機関への対応を含めて情報管理を徹底する考えを示したことについて、野党側からは「表現の自由への介入だ」などといった批判が相次ぎました。

民主党の輿石幹事長は、党の代議士会で、鉢呂前経済産業大臣が、福島県を視察したあとの一連の発言の責任を取って辞任したことに触れ、「マスコミ対応を含め、情報管理を徹底していきたい」と述べ、報道機関の取材に慎重に対応するよう求めました。これに関連して、自民党の世耕参議院幹事長代理は、「鉢呂前大臣の発言は、口が滑ったというレベルではなく、大臣としての適格性に関わることだ。プライベートな懇談であっても報道される意義はあり、それを調査するのは、言論の自由への重大な問題だ」と批判しました。また、みんなの党の江田幹事長は、「国民に責任を負う大臣がオープンな場で発言したことが報道されてもしかたない。必要以上の報道の自由、表現の自由への介入であり、政権与党が直接的な手法で報道に圧力をかけるのは情けない」と述べました。さらに、新党改革の舛添代表も、「政治家は公人で、1人でも他人がいれば、正式な記者会見と同じ気持ちで臨まなければならない。報道管制は間違いで、物事を隠してよいことはない。輿石氏もそういう意味で古いタイプの政治家で、幹事長は務まらない」と述べました。