東京電力の一般社員に支払われる夏のボーナス支給額が、平均して約40万円であることが判明した。昨年夏のボーナスが約84万だったことから、ほぼ半額になったことになる。産経デジタルは「平均支給額(組合員平均38.2歳)は交渉ベースの40万1000円とみられる。同社の昨夏の平均支給額は83万6000円のため、半額以下となる見込み」と報じている。

しかし以前から「ボーナスが支給されること自体が異常」「ボーナスが出るなら国民の税金で賠償金を肩代わりしなくていいですね」などの国民の声があがっており、たとえボーナスが半分になったとしても東京電力に対するバッシングの嵐は止みそうにない。以下は、インターネット上に書かれた国民の声である。
 
・インターネット上に書かれた国民の声
「ボーナス0円が常識だろ」
「なんに対するボーナスなんだよ」
「ボーナス出しちゃうあたりがすごい」
「福島壊滅させてボーナス支給とかありえねーだろ」
「ボーナスが出ること事態異常だろ。民間なら業績が悪くなったらボーナスでないよ」
「賠償金払いきれないのに、なんでボーナスなんて出るんだよ」
「それだけの金額を払う余裕があるって事だな」
「ボーナスって、おまえらなんの利益を出したんだ?」
「金に余裕あるんだったら賠償金払えよ」
「放射能撒き散らせた報酬がこれか。まるでテロリストやな」
「いったい何についてのボーナスなんだよ。原発4コンボしたやつか?」
「ボーナス出してもいいよ。そのかわり賠償金全部東電だけで払えよな」
「国を傾かせるだけのことをしている企業がボーナスだと!?」
「何で出るんだよ、これじゃ公的資金からの補助は認められねーな!」
「ボーナスあるってことは業績が上向きなわけだから税金投入はいらないよね」
「日本をグチャグチャにした功績を認め、賞与1カ月分を支払うとな?」
「福島を壊した報奨金40万が支給されるのか」
「なんでボーナスでんの? 馬鹿なの?」
「国民から税金集めたらまじでゆるさねー」
「福島を潰して40万ってことは東京とかだと数百万になるな」
「福島に送れよ」
 
誇張したり過激な言葉で意見を書いている人もいるようだが、国民感情としてそれくらい怒り心頭ということなのだろう。社員ひとりひとりに責任はなくても、問題を起こした会社組織の社員なのは確かであり、国民の怒りが社員に向けられているようだ。

東京電力の社員に対して、ボーナスを全額返上したり寄付するように求める声も強く出ており、「もちろん強制的に全額寄付だよな?」「もう全額寄付しちゃえよ」「東電社員は当然自主的に全額寄付するんだよね」、「もちろんそのまま義援金寄付するんですよね、わかります」、「そのボーナスはそのまま義援金になるんだよねもちろん」、「その金を福島の人に払ってやれよ」などの声が多数あがっていた。

ほかにも、「ボーナスって、基本的に会社の業績が上向きの時に貰えるご褒美だよね? なんで会社どころか国を傾けた企業の社員にボーナスなんて出るの?」や「これから社が潰れるか否かの大賠償が確定してるのに、どうしてボーナスを払えるの?払うの? 東電、頭おかしい?」と疑問視する声があがっているが、皆さんはどうお思いだろうか?

東京電力の社員がインターネット上で「文句あるなら電気使うな!」と発言したり、海外マスコミに対して国民感情を煽る過激な発言をするなど、大きな問題になっている。今回のボーナスに関しても、東京電力社員に対する怒りの声は強まりそうだ。

写真: RocketNews24.