唐津市鎮西町の県立名護屋城博物館で、テーマ展「江戸時代の“韓流ブーム”」が19日まで開かれている。入館無料。
朝鮮通信使の行列を取り巻く人々の様子を通じて、江戸時代における異国文化との交流がどのようなものだったかを関連資料45点で紹介。幅36・5センチ、長さ105センチの「朝鮮通信使行列絵巻」は豪華な作りで、富裕層の特注品と考えられる。
朝鮮王国が日本に派遣した公式の外交使節として、江戸時代に計12回総勢300~500人が来日した当時の熱気は、今日の韓流ブームにも通じるところがあったという。【原田哲郎】
毎日新聞 2011年9月13日 地方版