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火星有人飛行を可能にする大出力ロケット、NASAが開発へ

  • 2011年09月15日 08:50 発信地:ワシントンD.C./米国
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新型ロケット「Space Launch System、SLS」の完成予想図(2011年9月14日公開)。(c)AFP/NASA

【9月15日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は14日、地球周回低軌道をはるかに越え、最終的には火星への有人飛行も可能にする大出力の打ち上げロケットの開発計画を発表した。

 NASAは新型ロケット「Space Launch SystemSLS」について、「アポロ(Apollo)の宇宙飛行士たちを月に送り込んだサターンV型(Saturn V)ロケット以来、米国で最も強力なブースターとなる。人類をこれまで行ったことのない場所へ運んでくれるだろう」と声明で述べた。

 SLSの先端に宇宙飛行士が乗るカプセル「Orion Multi-Purpose Crew Vehicle」を搭載する。当初の積載能力は70~100トンだが、130トンまで伸ばしたい考えだ。

 開発費用は350億ドル(約2兆7000億円)で、完成予定は2017年。同年打ち上げ試験を実施したのち、2021年に初の有人飛行を行う計画だ。
 
 その後、2025年にはSLSを使って小惑星探査を行い、2030年以降には火星への有人飛行を実現したいという。(c)AFP/Jean-Louis Santini

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