三井物産は13日、ロシアの鉄鋼大手と合弁で、同国に自動車用の鋼材加工センターを新設すると発表した。日系企業がロシアで鋼材加工事業に参画するのは初めて。ロシアの自動車販売台数は2016年には年300万台を超え、世界7位の市場に成長する見通し。主に日米の自動車大手にサービスを売り込む。
三井物産とロシアの鉄鋼大手、セベルスターリが自動車向けの鋼材加工・販売会社を設立する。資本金は25億円で、出資比率はセベルスターリが75%、三井物産が25%。サンクトペテルブルク市近郊の工業団地内に約35億円を投じて鋼材加工センターを建設し、13年半ばから操業を始める。年間加工能力は17万トン。
セベルスターリなどロシア内外の鉄鋼メーカーから自動車用鋼板を調達し、顧客の要望に合わせて切断加工する。当面米フォード・モーターや日産自動車などに売り込む考え。ロシアの自動車販売台数は金融危機後に一時落ち込んだが、10年は190万台を超えるまでに回復した。外資の自動車生産の伸びを見越し、高品質の鋼材加工サービスを提供する。
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