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【プロ野球】

久万元オーナー死去に 阪神白星ささげられず

2011年9月14日 紙面から

4回表無死一、三塁、大島にタイムリーを打たれ、降板を告げられる先発スタンリッジ(中央右)=甲子園球場で

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 阪神はこの日死去が公表された久万元オーナーへの弔い星をささげられなかった。真弓監督は試合前、「すごく野球に熱心な方だった。タイガースが強いことが一番」と、勝利で恩に報いる決意を表明していた。しかし先発のスタンリッジが4回途中5失点でKOされる大誤算。打線は3番の鳥谷が好機でブレーキとなるなど、5回以降のチャンスであと1本が出なかった。

 4連敗で首位ヤクルトとは8ゲーム差に開いた。14日も負けて、ヤクルトが勝つか引き分けると自力優勝の可能性も消える。優勝よりもクライマックス・シリーズ争いが現実的な目標となったが、真弓監督は「もうひとつ出ればというところまでチャンスはつくってるんでね。粘って、雰囲気が変わるまで…」と淡々。天国の名物オーナーを落胆させないためにも、3位以内は絶対死守しなければならない。(宮崎厚志)

 

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