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【プロ野球】

畠山バースデー弾 ヤクルト7連勝

2011年9月14日 紙面から

広島−ヤクルト 7回表、無死一塁、左越え本塁打を放ち、城石コーチ(左)とハイタッチする畠山=マツダスタジアムで

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◆ヤクルト4−1広島

 「打って! バースデーアーチ」のボードを振るファンから、ヒーローインタビューを受けるヤクルト・畠山に、祝福と「ありがと〜」の声がかかった。優勝へ着実に突き進んでいる9月。主砲が会心の一撃を放った。

 7回だ。無死一塁からの18号2ランを放った。6回に2点を先制しながら、その裏にバーデンのソロで1点差に迫られ、嫌なムードとなっていた中で飛び出した。この日が29歳の誕生日だった畠山。広島の追い上げムードを断ち切る千金弾でバースデーを自ら祝った。「誕生日弾なんて覚えてないし、別に意識もしてない。早く追加点が欲しかったところで、ホームランが打てたことがうれしいだけ」と、普段以上にぶっきらぼうなのは照れ隠しか。ただ、チームにとって心強い一撃だった。

 今季から統一球が導入され投高打低と言われる中、畠山は昨年の14発を上回り、自身最多本塁打を更新中。「確かに飛距離は少し落ちるけど、芯に当たっていればそれほどでもない。とにかくきちんとバットに当てることを意識している」。

 チャンスでの勝負強さも光っている。「走者がいると、いつも以上に配球の読みとかにも集中できる」と畠山。この日の2打点で73打点とし、広島・栗原を抜いて打点リーグ1位に再浮上。タイトル争いについては「とにかく勝利最優先。大事な場面で仕事ができれば、打点は付いてくる」と語り、あくまでもフォア・ザ・チームを強調するが、打点王にも大きな期待がかかっている。

 前戦の11日の阪神戦では8回に決勝2ラン。4月17日に今季1、2号、19日に3号を放って以来の2試合連続アーチだ。チームは7連勝。9月はこれで10勝1敗とし、貯金も今季最多タイの15。主砲が打ち波に乗るヤクルトが、栄光へ着実に歩みを進めている。 (竹村和佳子)

 

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