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【プロ野球】

原監督続投確実になった日に… 巨人、横浜にサヨナラ負け

2011年9月14日 紙面から

9回裏無死満塁、越智の交代を告げにベンチを出る原監督(右)=横浜スタジアムで

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◆横浜2−1巨人

 痛い。巨人が最下位相手にあまりにも大きなサヨナラ負けを喫した。9回無死満塁からの遊ゴロを坂本が本塁に悪送球。阿部のミットからポロリと送球がこぼれ、負けてはいけない3連戦の初戦を落とした。

 「1点じゃ話にならないね。今年の打撃陣の弱さを露呈したね」。原監督の敗戦の弁は淡々としていた。それにしても、負けてはいけなかった。相手はヤクルト、中日に連続3タテを食らっていた横浜。しかも、リーグ最多14勝の内海で勝てなかったのだから、これ以上の痛手はない。

 苦手の“初もの”を打ち崩せず、高卒2年目、育成出身の国吉から奪った得点は阿部の14号ソロだけ。雑な打撃で6回途中まで投げさせてしまった。

 継投策も裏目に出た。延長11回までの継投が頭をよぎったのか、9回に久保と山口を出し渋り。岡崎ヘッドコーチは「30分先のことなんて考えない」と語気を強めたが、結果的には高木と越智で絶体絶命の危機を招いた。戦力を余し、前カードの広島3連戦に続く初戦黒星。残り30試合を切った中で下位を相手に相次ぐ取りこぼしは深い傷になる。

 またしても貯金4へのチャレンジは失敗。追う立場の巨人がもたつき、首位ヤクルトは快調に白星を重ねる。ゲーム差は6・5に開いた。「ま、切り替えていきます」と原監督。2位確保に向けた戦いも苦しくなってきた。(井上学)

 

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