クールジャパン 野田首相が選んだのは、佐藤可士和氏によるロゴとメッセージ

2011年09月14日 掲載広報会議 編集部

内閣官房 知的財産戦略推進事務局は、クールジャパンのロゴ、およびメッセージを発表した。

これは「知的財産推進計画2011」(平成23年6月3日知的財産戦略本部決定)に基づき、政府内で統一的に発信するために制作されたもの。7月26日から8月15日までの21日間の公募を含む企画競争手続きにより、99案の中から政府関係者および有識者による絞り込みを経て、野田佳彦内閣総理大臣がアートディレクターの佐藤可士和氏の案に決定した。

佐藤氏はこのロゴと「JAPAN NEXT」というメッセージについて、「次のあたらしい日本へ。日本は、もうこれまでの日本ではない。人類史上最大級の災害を乗り越え、立ち上がることで、さらに強く、創造的で、自信に満ち溢れた国へと生まれ変わる。すべてが、次のステージへ。次の新しい夢へ。次の日本へ」と思いを述べている。

ロゴとメッセージは、政府においてクールジャパンに関し統一的に使用する他、企業、団体、大学でも活用できるよう、使用申請手続きを定めた上で、知的財産戦略推進事務局において10月から受付を行う予定。

佐藤可士和氏は、9月17日に横浜みなとみらいにオープンする「カップヌードル ミュージアム」(正式名称:安藤百福発明記念館) を総合的にプロデュース。同ミュージアムの建物やロゴマークのデザインから、各展示のコンセプトワークに至るまで、すべてのクリエイティブディレクション、アートディレクションを手掛けている。


関連記事

新刊情報

ningen_kankyo季刊 『環境会議』 『人間会議』

950 円 (税込)
発行:年4回(3月、6月、9月、12月の5日発売)

企業がステークホルダーから信用を得るためには、社会のため、地球のために行っている永続的な活動の理念と、それを具現化した成果をわかりやすく伝えることが重要です。そこで、宣伝会議では、社会環境や地球環境など、外部との関わり方を考える『環境会議』と組織の啓蒙や、人の生き方など、内部と向き合う『人間会議』を両輪に、企業のCSRコミュニケーションに欠かせない情報をお届けします。
発行:年2回(3月5日、9月5日)

smartphoneスマートフォン・マーケティング ――ブランドアプリに見る企業のコミュニケーション戦略

監修: 宝珠山卓志・篠崎功/編著: ディーツー コミュニケーションズ スマートフォン・ベクター 1,680 円 (税込)

スマートフォンは、企業のマーケティング活動を大きく変えようとしています。本書では、ブランドアプリと呼ばれる企業が提供する各種アプリを紹介し、その裏にある企業の戦略を紐解いていきます。パナソニック、サントリー、日清食品、ホンダ、良品企画など10社のアプリ活用事例を掲載した必読の1冊です。

ページの先頭へもどる