-辞任記者会見では「何を言って不信の念を抱かせたか説明しろって言ってんだよ!」と暴言を吐いた記者もいた。あの質問をどう思ったか。
「その記者と部長さんが先程、私の事務所に謝罪に来ました。私はなんとも思っていません。部長さんにも部下を責める必要はないと言いました。まあ、仕事ですからね」
取材とはいえ、ああいう言い方はない。「記者」という仕事の評判を貶めただけだ。まったく残念である。
■追記■
この記事が公開された9月14日午後、フジテレビ広報から『現代ビジネス』編集部に対して「鉢呂氏との懇談にフジテレビの記者は出席していた。これについて当社に取材がなかったのは遺憾だ」と抗議があった。
そこで、13日の取材で聞き忘れていた「フジの確認取材があったかどうか」と「フジの記者が現場にいたかどうか」の2点について14日午後、二度にわたって鉢呂氏に追加取材した。鉢呂氏の答えは「女性記者はいなかった」。顔を知らない男性記者がいた可能性についても「男性記者もいなかったと思うけどなあ」ということだった。
私の記事は主に針呂氏の発言をカギカッコ付きのコメントとして紹介した内容であり、私自身の論評部分でもフジの記者がいたかどうかについて「もし鉢呂の話が真実だとしたら」と仮定を置いたうえで記述している。
ここにフジが「記者はいた」と主張している点をあらためて紹介して、私の記事を補足訂正する。
(文中敬称略)
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