L’Arc〜en〜Ciel
- 更新
- 2011/06/24
インタビュー/レビュー
■「“愛だの恋だのじゃないもの”を当てはめて…」
――――結成20周年の第1弾シングル「GOOD LUCK MY WAY」なんですけども。まずいつ頃書いた曲ですかね。
tetsuya「今年1/13の深夜から14日の早朝にかけてですね。ソロツアー(『TETSUYA TOUR 2011 「COME ON! FEEL THE LIGHT!」』)中のZEPP TOKYOのライヴが終わったその夜(苦笑)。ツアーの3本目かな。僕はライヴが終わったあと、メンバーと打ち上げにも行かず、メシも食いに行かず、そのまま普通に家に帰って。その日は深夜にAFCアジアカップのシリア戦があったじゃないですか? それを観戦して、そこから。本当は疲れてるから寝たいんですけど(笑)」
――tetsuyaさんのデモを最初に聴いたとき、どんな印象を持ちましたか?
hyde「“鋼”(『鋼の錬金術師』)らしい曲だなって。要望を満たしたものをきっちり作るという意味でも、テッちゃん、すごいメロディーメーカーだなと思いました」
ken「勢いがあって、広がりがある感じの曲だなって思いましたね」
yukihiro「tetsuya君っぽいな、と思いました」
――そもそも、映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』の主題歌としてオファーされたんでしたっけ、今回のシングルは。
tetsuya「そうです。お話をいただいて書き下ろした曲です」
――じゃあ20周年云々よりタイアップの方が先行していた、と。
tetsuya「僕としては両方ですね、20周年の一発目という使命感はもちろんあったし。映画の話も、向こうから具体的に“こういう曲を書いてください”って注文はなかったから、あっ違う!思い出した!マネージメントが、“「READY STEADY GO」みたいなタイプの曲を”と誤った情報を僕に伝えたんですよ。蓋を開けたら誰もそんなこと言ってない(失笑)」
――hydeさんの書かれた歌詞も、20周年を迎えるL’Arc〜en〜Cielにも『鋼の錬金術師』の世界観にも見事にマッチしていますよね。
hyde「それはなるようになったっていう感じですね。たまたまそういう時期だったら、そういう要素は入れたくなるし。春に桜の曲を書くようなもんなんじゃないかなと(笑)」
――歌詞を書くにあたって、『鋼の錬金術師』の映画監督とミーティングしたとうかがっていますが、どんな会話を?
hyde「ストーリーの要約を聞いたり、“愛だの恋だのじゃないものがいい”という意向を聞いたり。会話することで道筋がわかりやすくなったところはありますね。恋愛っぽい歌がいいのかなとか、迷わずにすむ。選択肢が減るほうが走りやすくなるから、要望を聞くのは好きですね。監督に限らず、作曲者がkenちゃんだったりするときにも、どういう景色が見えてくるのがいいか、イメージを聞くことはあるし。今回も監督の意向を聞いた上で現在のバンドに当てはめて作っていきました」
――タイトルにもなっている“GOOD LUCK MY WAY”というフレーズがとても印象的でした。この言葉はどんなところから?
hyde「メロディーから判断して、決めゼリフとなるものがいるなと思って、“GOOD LUCK MY WAY”というのが出てきたというか。最初は違う場所に入る予定だったんですが、ここのほうがハマりがいいんじゃないかという意見があって、この形になりました」
――サウンド的には2011年版なんだけども、世間の人々が聴いた瞬間に“あ、これL’Arc〜en〜Cielだ”とわかる、20周年の幕開けに相応しい王道ナンバーで。そこらへんはやっぱり、意識して書いてるんですね。
tetsuya「意識は――してますね。疾走感とか勢いとか、いわゆる“L’Arc〜en〜Cielらしさ”は。もちろん、 “あーこれこれ!”っていう懐かしさも残しつつ、でも前に進んでないとダメなんで、新しい部分を入れて。自分で言うのもなんですけど、よくできたなと思います。もう20年もやってると、本人ではありますけど、世間からこう思われてるとか求められてることとかも、わかってきますから」
――『鋼の錬金術師』関連では「READY STEADY GO」がテレビ主題歌、「Link」が映画のオープニングテーマ、「LOST HEAVEN」が映画のエンディングテーマになっていて、今回が4曲目となって、かなり縁が深いですね。
hyde「えっ、いいんですか?っていう感じはありますよね。“湘南と言えば、サザン”みたいな感じで、“鋼と言えば、L’Arc〜en〜Ciel”といった流れができているかもしれない。イメージが固まってしまって、いいのかなってちょっと思いましたけど」
tetsuya「ハガレンチームから指名をいただくことが多い、というか。最初の「READY STEADY GO」の評判が、すごくよかったようで」
――これが2011年最初に収録した作品ということになりますが、最初にレコーディングスタジオに入ったときにはどんな気分でしたか?
hyde「久しぶりにL’Arc〜en〜Cielで歌うんで、下手くそだとかっこ悪いな、成長してないといけないなって気持ちはあったような気がします。みんな、ソロやって、歌も上手になってきているじゃないですか。これは下手な歌は歌えないな、怖い怖いって(笑)」
――メンバーの雰囲気はどうでした?
yukihiro「うーん、どうですかね?kenちゃんがずっとある曲のギターリフをコピーしてましたね、YouTubeを見ながら(笑)。僕は……ドラムセットは録ったあともスタジオに置いてたから、叩いてもいいときには叩いてたかもしれない。あんまりミキシングルームにはいなくて、ブースのほうで遊んでました」
■「誰かがすぐ踊りだしたりしましたね」
メンバー全員でのMusic Clip撮影現場で…
(続きはモバイルで!⇒http://recochoku.com/pc/info/larcenciel/)
文/長谷川誠、早川加奈子、市川哲史、森朋之
ニューリリース
L'Arc〜en〜Ciel
ニューシングル
『GOOD LUCK MY WAY(限定)』
KSCL-1816/7
1,575円(税込)
2011/06/29発売
SonyMusic
CD収録曲
- 01.GOOD LUCK MY WAY
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- 02.metropolis -2011-
- 03.GOOD LUCK MY WAY (hydeless version)
- 04.metropolis -2011- (T.E.Z P'UNKless version)
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