報道局

主な仕事

報道局紹介ページへようこそ。ニュース取材制作の仕事内容と、その魅力を紹介します。
報道局は、取材セクションと放送セクションに分かれています。
報道センターでは朝・昼・夜の1日3回、各部署の幹部が集まり編集会議を開きます。
社会部や政治部など取材各部のデスクは、現在の態勢やこれまでの取材結果、今後の予定を報告し『スピーク』や『スーパーニュース』のデスクは、きょうの番組の放送の狙いや構成、ニュースの項目順序などの予定を報告。
2つのセクションの協議で報道局の取材・オンエアの方針を決定します。


編集会議(会議卓の左手が取材担当者ら、
右手が放送担当者ら、手前が編集長)
取材デスクが記者やカメラマンを現場派遣

報道局では1日6回以上ニュース番組をオンエアしています。
他社にさきがけ新しい情報や映像をオンエアするため、日々時間との勝負です。


スピーク スーパーニュース ニュースJAPAN

月~金曜にオンエアしているのは朝の『めざましニュース』、昼の『スピーク』、夕方の『スーパーニュース』、夜の『ニュースJAPAN』など。視聴者の要望にあわせた個性ある番組作りをしています。
■スピーク・・・その日午前中の新しいニュースを何十項目もオンエア。昼のニュースで30分番組はフジテレビだけで、某新聞社の夕刊デスクもスピークの放送内容をチェックしているそうです。
■スーパーニュース・・・フジテレビで一番長い2時間のメインニュース番組で、1つのニュースをいろんな角度から見つめる深いVTRをオンエアします。若者や女性の視点も大切にし、常に問題意識をもって放送をしています。
■ニュースJAPAN・・・新キャスター秋元優里でリニューアル。寝る前に欠かせない最新ニュースと独特の視点で切り込むVTRを、フジテレビ解説委員の辛口論評も交えてお伝えしています。


スーパーニュースWEEKEND 新報道2001 PRIME NEWS

土日夕方には『スーパーニュースWEEKEND』、週末の事件事故や文化情報のほか、週末のスポーツ情報もOAします。
また日曜朝には『新報道2001』、BSフジでは月~金の夜に『プライムニュース』をオンエア。政治・経済・外交問題で政治家などの当事者が出演し、キャスターが直接質問、討論を展開します。


さらに報道番組部では報道検証番組や皇室番組など単発番組も数多く制作し、2009年秋には薬師丸ひろ子主演のドキュメンタリードラマ『戦場のメロディ』も制作。
戦地に抑留された日本人戦犯死刑囚を美声で励ましつづけた歌手の実際の物語をドラマを交えて描きました。

ドラマ・戦場のメロディ

わが局のイチオシ社員

入社7年目で総理大臣や大物政治家とわたりあう敏腕女性


普段のお仕事
政治部で番記者です。番記者は、担当の政治家に朝も昼も夜も、とにかく可能な限り一日中張り付いて、誰と会って何を話したか、何が決まったか、今何を考えているのか取材します。こんな政治家の担当になったら大変です、朝4時から散歩する政治家、いくつもの会合に出て夜の帰宅が遅い政治家、なかなか本音を言わない政治家。
でも、どの記者よりも努力して、かつタイミングが合えば、自分だけがスクープを教えてもらえる時もあります。


村上記者はこう言います「政治家と記者とで立場は違っても、人として認めてもらえたような気がしてテンションがあがる瞬間です。そしてフジテレビの一員として、政治部のチームに、そして会社に貢献できたと思うとすごく嬉しいです。」


政治部官邸担当:村上真理子記者
(入社7年目)


はっぴ姿の古賀誠議員と村上記者

■政権交代は村上記者の仕事人生のターニングポイントに

政治部の自民党担当になって二年半、家族よりも友達よりも、誰よりも長い時間共に費やして取材してきた自民党の議員達。村上記者は「今回落ちてしまった方の中にも素晴らしい考えを持った方や心から尊敬できる方もいた。『日本の政治を良くしたいという思いは政治家も記者も一緒だ』と言って朝まで記者達に政策を講義してくれた方もいた。」といいます。
だから政権交代は村上記者にとって仕事人生のターニングポイントになりました。
政権交代でも記者は公正中立な報道をすべきで、個人的な感情を引きずっていては正しい報道はできません。「自民党担当から新・鳩山政権の官邸担当になった今、これまでの経験を生かし、ゼロからの出発ではありますが、どんな取材対象者に新しく出会うことになるか毎日楽しみに仕事しています。」と村上記者は語ります。


入社8年目でスーパーニュースの放送を指示・運行する敏腕男性


各局がしのぎを削る夕方のニュース戦争。
その最前線の『スーパーニュース』で、その日扱うニュースを選び、取材方針を決めて、生放送を仕切るまさに“屋台骨”プログラムディレクターの近藤くん。
警視庁や地検でのバリバリ社会部記者を経て、今年から異例の若さでPDデビュー。
この道何十年のベテランディレクターに叱咤激励され、時には凹みながらもコテコテの関西弁で指示をする姿はまさに『スーパーニュース』の星。

近藤篤正プログラムディレクター

スーパーニュースキャスターと
OA打合せ

ついに報道局でゴールデンドラマを制作したプロデューサー


報道局でゴールデンタイムの2時間番組を次々作り出す敏腕プロデューサー。
昨年は『新証言!三億円事件』で40年前の未解決事件をドラマ番組化し、
今年は、薬師丸ひろ子さん主演のドキュメンタリードラマ『戦場のメロディ』を制作し伝説の歌手の知られざる日本兵救出劇の裏側を描きました。独自の世界を開拓する成田プロデューサーはどんな仕事をしているのか?と伺ってみると
○マン喫でネタ探し
○ひたすら通らない企画書を書きまくる
○企画通ったら、スタッフと罵詈雑言をたたかわせての台本作り
○何週間もの編集作業
○放送が終わると季節が変わっていることに気づく
・・・まあ、そんな1年を過ごしていますよ  とのこと。


報道局のドラマ屋・成田一樹プロデューサー
(1992年入社)


照れながらドラマの魅力を語る
成田プロデューサー

「報道マンといえば、フットワークよく現場を駆け巡り!大物政治家に肉薄し!!虎視眈々とスクープを狙う!!
・・・そんなイメージとは、真逆の報道人生を歩んできました。
フットワーク悪い、人脈薄い、スクープなし…報道マン失格の三拍子揃った私の今の仕事は『ドキュメントドラマ』という独自ジャンルのプロデュース業務です。」と謙遜をする成田プロデューサー。

そんな彼はノンフィクションドラマ制作には大きな意義があると訴えます。「何十年たっても終わらない事件・事故の爪あと・・・その現場に立ち、ドラマの構想を練る・・・まさに気の長い人にしかできないお仕事かもしれません・・が、今を伝えることと同時に、歴史を記録し、伝えてゆくことも報道のもうひとつの役割だと思います。」
そして・・・
「学生諸君へ。ドラマでもアニメでも・・・伝え方は、いろいろ。いろんな事やりたい人は是非、報道番組部へ」

この部署で働くとこんな役得がある!

<あこがれの海外特派員になろう>
フジテレビには海外支局がNY、パリ、ソウル、バンコクなど12支局あり、報道局の4人に1人が海外特派員経験者です。

支局があるマンハッタンのビル ニューヨーカーの足音止まないビル1階 ニューヨーク支局のオフィス

ニューヨーク支局はマンハッタン・ミッドタウンの高層ビルにあります。
ウォール街に国連本部、ヤンキースタジアムからブロードウェーまで、世界トップレベルの刺激が満載のニューヨーク。支局ではさらに南北アメリカ大陸すべてを取材地域として網羅しており、カナダからチリまで日々駆け回っています。

支局があるベルリン中心地ポツダム広場 ベルリン支局のオフィス

ベルリン支局は東西ベルリンを隔てたあの「壁」があった場所で、その後開発が進んでランドマークになっているポツダム広場のソニーセンター内にあります。
ガラス張りの支局から周囲を望めば、眼前に広がるのは東京ドーム45個分の広さを誇る公園、ティアガルテン。
「ボンジョルノ!」「グラシアス!」と道行く人はカメラを首から下げた外国人ばかり…そんな観光名所のど真ん中で、
私たちは日々仕事をしています。

では、特派員はどんな仕事をしているのでしょうか。
去年まで北京支局に勤務した山口誠一郎(入社18年目)はこんな役得がある!と告白します。


(1)普通行けないところに行く喜び、普通会えない人に会える喜び

中国13億人のトップ、胡錦濤国家主席の記者会見に日本代表で出席し質問しました。5年間いても握手するチャンスは普通ありません。胡錦濤主席の手は大きくて柔らかいけど力強いものでした。新華社通信や新聞にその様子が出ました。


新華社が配信「胡錦濤国家主席と握手」 サッカー日中決戦リポート中に襲われた 常務島耕作2巻

北京のスタジアム前でサッカーアジア杯日中決勝戦のリポート中に反日活動家の取材妨害に遭いました。
それはやがて中国に転勤した「島耕作」に描かれました。


(2)外国料理を食べる喜び、痩せられない苦しさ

北京支局は中国大陸の他に台湾・香港・モンゴル取材をカバーしています。どこも食べ物が安くて美味しいんです。


焼きたての北京ダック 麺やクレープ主体の中国山西料理 日本人に優しい味付けの台湾料理

中国チベット族の鍋料理 横綱白鵬の母が作ったモンゴル料理

だから「痩せられません、その土地にいる限り!」


痩せてた頃(2003年中国吉林省) 帰国直前(2008年北京五輪会場)

一方・・・

<社会部出身男性>が明かす、“身についた能力”とは

■2時間、3時間・・・外で立ち続ける「忍耐力」が身につきます。
 取材相手の帰宅や出勤を待つ夜回り、朝回りは、自分との戦いでもあります。
 その分、相手に会えて話を聞けたときの喜びは格別です。 
■サイレン、電話音・・・あらゆる音に即座に反応できる「機敏さ」が身につきます。
 いやでも反応してしまいます。
■マルガイ、ホシ、タタキ、ゲンタイ・・・警察用語の「知識」が身につきます。 
■「とりあえず八王子方面へ向かって!」・・・「了解です!」と即答する「行動力」が身につきます。「八王子で何があった?何を取材するの?・・」とやりとりしている余裕は、緊急時にはない!何事も“動きながら”が鉄則です。

近藤篤正プログラムディレクターは
社会部記者出身

<政治部女性記者>が明かす、“身についた能力”とは

■足が速くなります。車をダッシュで追っかけることが多いので。
■おじさん言葉をマスターできます。前は『私たち~』とか言っていたのが、『われわれも・・・』とか言いだします。
■時間の使い方がうまくなります。1時間空いたら直ちにハリ治療に歯医者。
■お昼を食べなくても動ける体になります。昼ご飯のタイミングは何時でもOK!
■記憶力が良くなります。神経を集中して人の話を聞かないと原稿に使う言葉が覚えられません。

大島理森議員を追う村上真理子記者

うちの部署のここが好き!

■OAの緊張とOA成功の感動で毎日アドレナリンが出る
■いろんな個性の人がいる。まるでカタログ全ページが揃ったように。
■嫁がもらえる(本人次第で)
■日本で自分以外誰も知らないであろう事実を知ることができる、歴史の瞬間に立ち合うことができる。

OA2分前でスタジオ緊張 OA1分前!編集長が原稿チェック追い込み