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狭山茶 業者に出荷自粛要請へ

9月14日 17時39分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

埼玉県産の狭山茶から相次いで国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたことを受け、県の茶業協会は加盟業者に対して、ことし取れたすべての狭山茶について、いったん出荷・販売の自粛を要請することを決めました。そのうえで、今後、検査して安全性が確認されたものから出荷するとしています。

埼玉県産の狭山茶は、これまでに日高市や鶴ヶ島市、それに入間市や川越市の業者が出荷・販売した若芽や早摘みのものから、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。これを受けて、埼玉県は今月6日に若芽や早摘みのお茶の出荷・販売を自粛するよう要請しています。さらに、14日、お茶の製造・販売業者で作る埼玉県茶業協会は、加盟業者275社に対し若芽や早摘みのものだけでなく、ことし取れたすべての狭山茶についていったん、出荷と販売の自粛を要請することを決めました。そのうえで、今後、狭山茶のすべての銘柄について放射性物質の検査を行い、安全が確認されたものから出荷してもらうことにしていて、検査方法を埼玉県と調整することにしています。埼玉県茶業協会は「出荷段階での検査を徹底し、安心して狭山茶を飲んでもらえるよう安全性の確保に万全を期したい」としています。