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札幌の医療法人社団に「指定取り消し相当」

(09/13 23:34)

 北海道厚生局は13日、札幌市北区の医療法人社団「鶴癒(かくゆ)会新川病院」が、入院料などを不正請求していたとして、健康保険法に基づく保険医療機関の指定取り消しに相当すると発表した。同病院は7月末に廃院し、別の医療法人が診療を継続している。

 厚生局によると、同病院は2010年2月から11年1月まで、特殊疾患病棟の病床面積が患者1人当たり約13・8平方メートルしかないのに、施設基準の16平方メートル以上を満たしているように平面図を改ざんし、入院料を受け取っていた。また、医療保険制度では認められていない、医師が自身を診療する自己診療を行っていたなど計4件の不正請求があった。

 不正請求額は厚生局が確認できただけで1億4190万円に上るという。

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