国土交通省航空局交通管制部の係長が、13日、JR中央線の車内で女子高校生の体を触ったとして、東京都の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されました。係長は警視庁の調べに対して容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、国土交通省航空局交通管制部の係長、中村晋治容疑者(36)です。警視庁の調べによりますと、中村係長は、13日午前8時ごろ、西国分寺駅から武蔵小金井駅に向かう上りのJR中央線の電車内で、女子高校生の背後から体を触ったとして、東京都の迷惑防止条例違反の疑いが持たれています。当時、電車内は通勤や通学途中の乗客で混雑していて、武蔵小金井駅の手前で女子高校生が「やめてください」と声を上げ、それに気づいた乗客が非常ベルを鳴らしたため被害が発覚したということです。女子高校生は「今回と同じ男に去年の秋ごろから何度も痴漢をされていた」と話しているということです。警視庁の調べに対して中村係長は「後ろに立っていたのは事実だが痴漢はしていない」と容疑を否認しているということです。中村係長は、国土交通省航空局交通管制部交通管制企画課で、各地の管制施設の機器の調達や整備を行う業務を担当しています。職員が逮捕されたことに対して国土交通省航空局総務課の佐々木良課長は「逮捕されたという事案は把握していますが、本人は容疑を否認していて、裁判で争うと話していると聞いています。職務上の話ではないので、コメントすることはありません」と話しています。