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県議会の原子力特別委、新委員長に石丸元議長 | ||
佐賀県議会は7日、原子力安全対策等特別委員会を開き、九州電力関係者からの個人献金を受けていた問題による木原奉文委員長の辞任を認め、後任の新委員長に最大会派の自民党県議団会長で元議長の石丸博氏(65)=武雄市、当選5回=を選任した。
特別委員会は、28日に次回委員会を開くことが決まっている。この日の理事会では「やらせメール」問題に絡む九電への追加質問の回答(9日期限)や同社の第三者委員会の調査報告などをにらみながら、今後の審議内容を決めることを確認した。
石丸新委員長は記者団に「県民が納得できる議論を速やかにしていきたい」と述べ、原発の安全性や必要性の議論と「やらせメール」関連問題とを整理して議論を進める考えを示した。
古川康知事が九電幹部にやらせを誘発する発言をしたとされる問題に関して知事に出席を求めるかは、「理事会や委員から必要という意見が出れば、検討しないといけない」とした。
野田内閣に対しては、前政権で原発の再稼働をめぐり首相と経産相の考えが違って混乱したことに触れ、「県も議会も玄海町も困っている。政府がはっきりした方針を示してほしい」と注文した。 |
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2011年09月07日更新 |