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 更新時間: 2011年09月14日07:08:12

保育園で男児死亡 両親が人権侵害救済申立て

去年10月、愛知県碧南市の保育園で1歳4ヵ月の男の子が死亡した事故で、愛知県が事故の調査をしないのは子どもの人権を侵害しているとして男の子の両親が弁護士会に救済を申し立てました。

申し立てを行ったのは碧南市に住む栗並秀行さん(32)と妻のえみさん(32)です。栗並さん夫妻によりますと長男の寛也ちゃんは去年10月、市内の保育園でカステラをのどに詰まらせて意識不明の重体となり40日後に死亡しました。栗並さんは愛知県が事故の調査の要望に応じないのは、児童福祉法に違反する人権侵害だとして愛知県弁護士会に人権侵害救済の申し立てを行いました。会見で母親のえみさんは「県の指導監督権限とは何なのか。責務をしっかり果たして欲しい」と話しました。今後は申し立てを受けた弁護士会が調査を行い、県に対して必要な勧告や要望を行うことになります。申し立てに対し愛知県は「調査は保育の実施主体である市が行うべき。弁護士会の調査には真摯に対応していく」としています。

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