2011年 9月 13日
岡山市議に有罪判決
今年4月の岡山市議会議員選挙で運動員に過大な報酬を渡したとして公職選挙法違反の罪に問われた太田武正市議に対し岡山地方裁判所は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。判決を受けたのは岡山市議会議員の太田武正被告(68)です。判決によりますと太田被告は今年4月の市議選で妻の晴恵被告らと共謀し2人のウグイス嬢に法律が定める限度額を超えた約54万円の報酬を渡したとされています。太田被告は「妻に任せていて知らない」と無罪を主張していました。岡山地裁の田尻克巳裁判長は「選挙制度に対する市民の信頼を裏切った責任は重大」などとして太田被告に懲役1年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。また、妻の晴恵被告には懲役10カ月執行猶予5年の判決が言い渡されました。

女児誘拐の罪で起訴
先月23日、岡山市北区で当時4歳の女の子を連れ去ったとして逮捕された21歳の女が13日、未成年者誘拐の罪で岡山地方裁判所に起訴されました。起訴されたのは岡山市北区旭町のホステス中川沙貴子被告(21)です。起訴状によりますと中川被告は先月23日の午前4時頃、岡山市北区青江の歩道で1人で母親を捜し歩いていた当時4歳の保育園児の女の子を「お母さんを捜してあげるから」などと言って自宅に連れ去ったとされています。調べに対し中川被告は「女の子を自分の子どもと偽り、それを理由に勤務していた店を辞めたかった」と供述し、起訴内容を認めているということです。

自転車で四国1周
海外から参加した人たちが自転車で四国を1周する「コグウェイ四国」の一行が香川県に入り、善通寺から高松までのサイクリングを楽しみました。「コグウェイ四国」は古くからお遍路文化が続く四国を自転車で旅することで参加者が地元の人と触れ合うとともに、四国から世界に情報を発信しようと初めて企画されたものです。今回のツアーにはアメリカやイギリス、ロシアなど世界8カ国から40人が参加。日本人スタッフを含め総勢約60人が11日間をかけて四国1周、770キロの道を自転車で旅します。一行は13日朝、善通寺を出発。琴平町でこんぴら参りや土産物を見て回るなどし、思い思いに楽しんでいました。参加者は14日には徳島県の阿波池田まで走る予定で、松山市のゴールを目指し今月20日まで四国各地を自転車で旅することになっています。

自殺予防呼びかけ
今月10日から16日は自殺予防週間です。JR岡山駅前で自殺予防を呼びかける街頭キャンペーンが行われました。これは、自殺予防週間に合わせ岡山市が行なったもので、うつ病のチェックリストが入ったポケットティッシュなど1800部を通勤客らに手渡しました。厚生労働省によりますと全国の自殺者数は1998年以降、年間3万人前後で推移していて岡山県では年間400人前後、岡山市でも130人前後で横ばい状態となっています。岡山市は保健所や保健センターで相談を受け付けているほか民間団体が24時間電話で相談に応じています。