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東日本大震災:「うれしい!」完全給食再開 宮城・女川町

完全給食が再開し、給食を手に笑顔を見せる生徒たち=宮城県女川町で2011年8月22日午後0時36分、梅村直承撮影
完全給食が再開し、給食を手に笑顔を見せる生徒たち=宮城県女川町で2011年8月22日午後0時36分、梅村直承撮影

 震災被災地の宮城県女川町で22日、町立小中学校5校の給食メニューが震災前の水準に戻った。調理施設が被災しパンと牛乳だけの給食を一時余儀なくされるなど品数も限られていた。女川第一中(生徒211人)では、ご飯にハンバーグ、ツナサラダ、チンゲン菜のスープなど5品が机に並び、3年生の星沢岬君(14)は「うれしかった」と話した。

 震災前、町内の2カ所の調理施設で、3小学校、2中学校の計約600人の給食を作ってきた。震災で1カ所は天井などが壊れて使えなくなり、もう1カ所も避難所向けの食事作りに追われ、学校給食はパンと牛乳だけの状態が続いていた。

 避難所への食事提供を終えた6月上旬以降もサラダなどは用意できなかったが、日本ユニセフ協会の募金約650万円で調理施設を修復し、完全給食のメニューに戻った。【遠山和宏】

毎日新聞 2011年8月22日 20時09分(最終更新 8月22日 23時13分)

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