13日午後2時ごろ、大分県日出(ひじ)町の2歳9カ月の女児の母親(34)が、同町川崎のスーパー「マルショク川崎店」に駐車中のワゴン車から娘がいなくなったと110番した。母親が女児を車内に残して約5分間買い物をして戻ったところ、いなかったという。女児は足が不自由といい、県警は事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査している。
県警などによると、駐車場は屋根付き。車は施錠されておらず、エンジンやエアコンは作動していた。女児はワゴン車の後部座席のチャイルドシートに座っていたが、シートのロックはしていなかったという。
防犯カメラはスーパー店内に約10台あるが、駐車場には設置されていなかった。県警は店内のカメラの映像の解析を進めている。
女児は母親と父親(34)、兄(7)との4人暮らし。近所の人の話では、女児は外出時は両親に抱きかかえられていることが多く、一人ではうまく歩けない様子だったという。
女児はハートマークの入ったピンクのTシャツにひざまである赤と黒のチェックのスカート姿。【田中理知、深津誠】
毎日新聞 2011年9月13日 21時58分(最終更新 9月14日 0時10分)