ギガビット対応の4ポートスイッチングHUB
FutureNet NXR-125/CXは2つのギガビットイーサネットポート(RJ-45)を搭載しており、そのうち1つがギガビット対応の4ポートスイッチングHUBとなっています。最大約1Gbpsの転送性能を持ちます。また、暗号化処理専用のハードウェアを搭載しており、VPN利用時には最大約210Mbpsの高性能を発揮します。
4ポートスイッチングHUBは、ポートVLAN、タグVLAN(IEEE802.1Q)、マルチプルVLANに対応しています。(一部のファームウェアのみ)
モバイルデータ通信のサポート(USB、ExpressCard)
FutureNet NXR-125/CXはモバイルデータ通信端末接続インタフェースを備えておりNTTドコモ、KDDI、イーモバイル、IIJモバイル、日本通信、ソフトバンク等から提供されるUSB型やExpressCard型のモバイルデータ通信端末を接続することができます。モバイルデータ通信はWAN接続のメイン回線として、もしくはイーサネット接続時のバックアップ回線として利用することができます。
対応データ通信端末と今後の予定はこちら
強化されたIPsec機能
FutureNet NXR-125/CXは従来のPolicy Based IPsecに加えてRoute Based IPsecに対応します。Policy Based IPsecではフィルタやNAT/NAPTの適用に制限がありましたが、Route Based IPsecではこれらの制限はなく、他のインタフェースと同様にフィルタ、NAT/NAPTを適用することができます。マルチキャストパケットの送受信も可能で、直接IPsec上でOSPFなどのルーティングプロトコルを使用することができます。加えて「暗号2010年問題」への対応やIKEv2に対応しています。
リモート管理ツールからの一括管理
FutureNet NXR-125/CXはGUIやコマンドラインによる設定に加えて、「リモート管理サーバアプライアンス(FutureNet CMS-1200)」や「ASP型のリモート管理サービス(WarpLink CMS)」からの一括管理に対応しています。リモート管理ツールからの設定の変更、ファームウェアの一括更新、ダイナミックなVPNの管理をGUI操作で簡単に行うことができます。
消費電力の低減に配慮したハードウェアと省電力機能のサポート
FutureNet NXR-125/CXは低消費電力化に努めています。 消費電力は5つのイーサネットポートを同時に使用した場合、ファーストイーサリンクの最大負荷時で5.3W(アイドル時4.6W)、ギガビットイーサリンク時の最大負荷時で7.9W(アイドル時7.2W)と、消費電力対性能比の大幅な向上(当社従来製品比)を実現しました。またスイッチングハブに接続されたLANケーブル長を自動判定し、波形振幅の抑制をすることでギガビット通信時の消費電力を抑制する機能(Active-Power-Save-Mode)にも対応し、環境にも配慮する設計となっています。
データコネクト対応
FutureNet NXR-125/CXはNTT東西が2010年6月にサービスを開始した帯域確保型データ通信サービス「データコネクト」に対応する予定です。データコネクトは、03等の市外局番から始まる電話番号を利用して従来のISDNの代わりにNGN上でデータ通信を行うサービスです。この機能に対応することで、たとえば店舗などの小規模な拠点ではデータコネクトをバックアップ回線として利用できる他、FAXやPOSレジ、クレジット端末のデータ送信、動画送信などFutureNet NXR-125/CXで必要な業務通信を統合することができます。
優れた運用管理機能
FutureNet NXR-125/CXはpingやtraceroute、パケットキャプチャなどの診断機能を備えています。また、SNMPやSYSLOGによる運用ログの収集や、電子メールによるログの送信もできます。USBメモリを利用すれば大容量のログを残すことや、ファームウェアの更新、設定情報の差し替えが簡単に実現できます。またデータ通信を継続しながら、ファームウェアのダウンロード、書換えが可能なため、システムのダウンタイムを最小限にすることができます。
またシステムモニター機能では、「メモリの空き状態」、「CPU使用率(Load Average)」やインターネットマンションやホテルなどで特に要望のある「NATセッション数」の状態を、SYSLOGやグラフ表示等で確認することができます。

【CPU使用率(Load Average)の画面イメージ】
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