「ソーシャルメディア炎上事件簿」

「カンニング成功!」相次ぐ学生の“犯罪自慢”

そのツイート、100人に転送されても大丈夫?

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2011年9月14日(水)

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 こうしたうかつな書き込みを、ことさら大きくさらし上げ問題化し、うっぷんを晴らすような一部ネットユーザーのマナーにも、もちろん大きな問題はある。だが、リアルの世界と同様に、ネットの世界も善人だけとは限らない。失言は容赦なくたたかれ、陰口は本人に筒抜けだと思った方がいい。「壁に耳あり障子に目あり」はソーシャルメディア時代の今こそ再認識したい格言である。

カンニング告白が続いた日本大学では、学生にネット利用上の注意を告知
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 自分の失言によって、これまで築き上げたキャリアや人間関係を壊さないようにするには、何かしらの「マイルール」を定めておくといいだろう。「お酒を飲むと気が大きくなって危ない」という自覚がある人なら、「飲んだらつぶやくな!」「つぶやくなら飲むな!」を標語にするのもいい。

投稿ボタンを押す前に一呼吸

 Twitterをしばらく利用していると経験することだが、「これは反響を呼ぶぞ」と自信満々に投稿したツイートには全く反応がなく、ポツリと独り言のようにつぶやいた内容が予想外にウケて数十人にRT(リツイート、転送)されるケースがある。その結果、モラルに反した内容が意図せず多数にバラまかれたり、誰かの“悪口”を含むツイートがその本人の目に触れたり、といった想定外の事態が起きかねない。

 これが数百人にRTされても構わないか――。最後の投稿ボタンを押す前に一呼吸置いてから自問自答することを習慣づければ、こうしたトラブルは減らせるだろう。

 従業員向けにソーシャルメディア利用のガイドラインを定める企業が出始めている昨今、学生のトラブルが頻発するようであれば、大学もネットリテラシーの入門講座などを設置することが検討課題になるだろう。ソーシャルメディアの利点とリスクを教育して学生を守ることは、大学のブランドを守ることにもつながるからだ。

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ソーシャルメディア炎上事件簿

ビジネスパーソンがソーシャルメディアで不用意な投稿をしてはネットで炎上し、所属する会社が謝罪するケースが後を絶たない。同僚と飲みに行くのは会社の近くを避ける。そんな慎重な人でさえ、ツイッターなどソーシャルメディアでついうっかり。匿名だから大丈夫というのは大きな勘違いである。問題投稿からプチ炎上、大炎上に至るパターンを、具体的な企業名を明記しつつ掲載する。また、炎上回避の方法、あるいは正しい消火法なども紹介していく。

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