臓器ブローカーの裏バイト
※当店の闇料理に関しては全て完全なる犯罪行為です、知的好奇心と言う名の胃袋を満たす目的でご飲食ください。
臓器ブローカーの裏バイトですね。ご注文ありがとうございます。
さて、それでは早速臓器ブローカーの裏バイトの説明にとりかかりたいと思います。
まず手始めに、何故臓器が売買されるのかを簡単に説明させていただきます。
大抵の国には「腎臓バンク」や「心臓バンク」というモノが存在し、臓器移植はそれらを通して行われます。
臓器バンクでは当然、金銭のやりとりを目的とした臓器移植は認められておらず、あくまで「善意」を前提にしているのです。
しかし、世の中のを見渡せば移植を切望している人が多数存在しているのが現状です。
例えば、糖尿病や腎不全、それらの病気で苦しむ人々は人工透析の為に病院に通い食事制限に苦しむ日々を送っています。
そして、そんな人々が願いうる最高の到達点は腎臓移植になる訳です。
日本でも、この腎臓移植を希望する人の数は、年間1万人以上存在していますが。
実際に移植を受けられる人の数は200人足らず。つまり、臓器の数が圧倒的に不足しているのが現状なのです。
すると、臓器バンクという正規のルートを通さずに金銭で臓器を買い移植をして欲しいと願う人が表れるのは当然の流れ・・・。
あるいは、角膜を移植すれば目が見える・・・。
心臓を移植すれば生きることができるとしたら・・・。
こうして臓器という名の商品が生まれ、それらは超高額で取引されることになる訳です。
そして、そこに、目をつけ商売をする人間が表れます。
それがこの臓器ブローカーなのです。
彼等の仕事は主に移植したい人を探し、その移植の世話をする事です。
前述した様に世の中には移植を切望する人が沢山存在し、探す事は難しくありません。
そしてお金の面で折り合いが着けばすぐにでも手術を行います。
この時、手術先は当然日本ではなく海外で行います。
代表的なのはフィリピンで、ここでは移植が合法的に行われ、それに伴い技術水準も高い為です。
その他にも東南アジアの国々で行われる事が多い様です。
次に臓器の値段ですが、当然のごとく高額です。
腎臓、角膜、肝臓、心臓・・・。
それらの値段は生きて行く事に直結しているもの程高くなります。
基本的には、それら臓器の値段の他に手術費用や移動費用などが必要で、全てを含めると2000万〜高いもの(心臓)では1億を越えます・・・。
最後に、それらの臓器の仕入れ先について。
これは人種が同じで、かつ貧しいという理由から一番多いのは東南アジアです。
あるいは、看守にワイロを渡し、死刑囚から・・・なんてこともある様です。
もしかしたら、事故を演出!!
あるいは借金の形に・・・なんてことも実際にあるのかもしれません。
アジアの貧しい国となると腎臓1つが10万〜50万で売られていることも当たり前であり、それらが数百万〜数千万という金額で取引されている訳です。
まさに超高収入、同時に超ハイリスクの仕事であり。
『究極の裏仕事』と呼ぶにふさわしい裏バイトなのです。
料理名
■臓器ブローカーの裏バイト
給与
■数十万〜数千万
募集先
■この仕事をしている人間にコンタクトを取るしかないため、一般人には不可能な仕事です。