2011-09-13
Ruby on Railsのバージョン間での違いのまとめ 一覧表(1系・2系・3系の差異と歴史)
Ruby on Railsの,バージョン間での違いのまとめ。
一覧表を見て,Ruby on Railsの発展の歴史をたどる事ができる。
一覧表(簡易年表)
バージョン | リリース日 | 特徴 |
---|---|---|
初代 | 2004年7月 | ・15分でブログ作成のデモが話題に |
1.x系 | ||
1.0 | 2005/12/14 | ・初の正式リリース ・既に高い知名度だった ・機能面では0.14と差異なし |
1.1 | 2006/03/26 | ・Ruby 1.8.4推奨 ・各種ライブラリ改良 |
1.2 | 2007/11/24 | ・1系の安定版(1.2.6) |
2.x系 | ||
2.0 | 2007/12/07 | ・デフォルトDBがSQLite3に ・1.2との機能差は微小 ・rhtmlは .erb に名称変更 ・セキュリティホール存在 |
2.1 | 2008/06/01 | ・ARにnamed_scope導入 ・migrationの採番方法変更 ・gemの管理方法改善 ・セキュリティホール存在 |
2.2 | 2008/11/21 | ・国際化が標準に ・スレッドセーフに ・Ruby 1.9とJRuby対応 ・セキュリティホール修正済み |
2.3 | 2009/03/16 | ・2系の安定版 ・CGI捨てRack採用 ・Ruby 1.9.1サポート ・セキュリティホール修正済み |
3.x系 | ||
3.0 | 2010/08/29 | ・2.x系との互換性あり ・新機能はあまり入ってない ・Merbのモジュラリティ導入 ・デフォルトでエスケープ ・3.1への準備ステップ |
3.1 | 2011/08/31 | ・2.x系との互換性が消失 ・jQuery+SCSS+CoffeeScriptが標準に ・「粗削りだが面白い」 ・短命の予定 |
3.2 | 開発進行中 | ・3.1の安定版 ・Pjax導入 ・長生きする予定 |
3.3 | 未定 | ・出ないかもしれない ・出ても大変化はない |
4.x系 | ||
4.0 | 開発進行中 | ・要Ruby 1.9 |
※最終更新日:2011年9月
各バージョンでの具体的なAPIの変化については,リファレンスマニュアルを参照。
RailsBrain.com
公式API集
- 現時点での最新版のみ
バージョン間の差異の詳しい説明
1系・2系の差分リリースの非常に詳しいまとめ
Rails 1.2.3 〜 2.2.2 までの主な変更点のまとめ
http://d.hatena.ne.jp/LukeSilvia/20090102/p1
Ruby/Ruby on Rails/リリース差分情報 (主に2系)
1系
「Ruby on Rails 1.0」が正式リリース
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0512/15/news098.html
- 1.0リリースに至るまでに、何百人ものコントリビューターから寄せられた数千ものパッチやリクエスト、修正を加える必要があった
Ruby on Railsまたも進化、1.1 公開
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/03/29/342.html
Session Fixationの脆弱性を修正した「Ruby on Rails 1.2.6」リリース
2.0
Rails 2.0 - 初心者がすべきことは?
http://www.infoq.com/jp/news/2008/01/rails-20-docs
- Rails 2.0 と前バージョンである Rails 1.2 との違いは、Rails 1.2 と Rails 1.1 との間の違いに比べれば微々たるもの
- Rails 2.0 のテーマのひとつはフレームワークのスリム化
Ruby on Railsを使うならバージョン2.2以上を使おう
http://www.gesource.jp/weblog/?p=733
- バージョン2.1以下は、セキュリティホールが放置
[Rails] Rails2.0 の1.x系のバージョンとの違いのまとめ
2.1
[RailsConf2008] Rails 2.1が本日リリース (詳細)
http://mtl.recruit.co.jp/blog/2008/06/railsconf2008_rails_21_1.html
Ruby on Rails 入門 ⇒ Rails2.0,2.1→2.2へ移行時の注意
2.2
Ruby on Rails 2.2リリース
http://gihyo.jp/dev/clip/01/orangenews/vol48/0002
スレッドセーフRuby on Railsが意味することは、Rails 2.2でスレッドセーフ
2.3
Ruby on Rails 2.3リリース CGIに代えてRackを採用
http://codezine.jp/article/detail/3753
[ruby][rails]Ruby on Rails 2.3 リリースノート
http://d.hatena.ne.jp/conceal-rs/20090210/1234221700
- ActiveRecordで条件指定時にhavingを指定可能に
- pplication.rb だけ特別なネーミングだったのが,Rails 2.3 では application_controller.rb に変更
- render :partialがスマートに。その他たくさん
3.x系
AjaxからPjaxへ、Ruby on Rails 3.2はどうなる!?
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/rails/2011/07/ajaxpjaxruby-on-6e41.html
2011年7月の情報:
- Rails3.0
- 本当のRails3とも言うべき3.1への準備ステップ
- Rails3.1
- 新機能は極めて荒削り
- 「短命になる予定だが,3.1はとにかく面白いのでどんどん使うべき」
- Rails3.2
- Rails2.1、2.2が短命で、2.3系が長く使われたのと同じで、Rails 3.2が長く使われるバージョンとなりそう
- Rails3.3
- 出るかどうか分からない。たとえ出るとしても大きな機能は入らない
- Rails4
秒読み段階の「Ruby on Rails 3」登場の意味
3.1〜のCoffeeScriptについて
ベターJavaScript!? CoffeeScriptが注目されるワケ(※欧米風のマンガ付き)
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/rails/2011/04/javascript-coff-6f71.html
- 2011年4月の情報
- Rails3.1でjQueryやSCSSと合わせて、CoffeeScriptをデフォルトとして採用する
Rails 3.1 と JQuery Mobile でスマートフォン用 Web サイトを作った
http://mitukiii.jp/2011/08/17/rails-3-1-jquery-mobile/
- CoffeeScript によって JavaScript の記述量が減り、また俯瞰しやすくなったことでメンテナンス性が上がりました
- CoffeeScript のコンパイルのため JavaScript 実行環境が必要になり、開発環境を整えるのが少し面倒になりました
SCSSについて
インストール手順
1.2
CentOS 5.6上で Apache+Passenger+Ruby on Rails 1.2 を動作させる手順 (仮想マシン上に,レガシーRailsの実運用環境を構築)
2.x系のインストール手順
Ruby on Rails2.2/インストール(Windows編)
Rails2.3/インストール
http://www.srcw.net/wiki/index.php?Rails2.3%2F%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EB
3.x系のインストール手順
Ruby on Rails バージョン 3 を使ってみる (Windows上で3.0)
さらに最新の情報を追いたい場合
下記のサイトを定期購読する。
Rails Hub情報局
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/rails/
Ruby on Rails 公式ブログ(英語)
また,Googleアラートで「Ruby on Rails」のキーワードをウォッチするのもよし。
さらに最先端を追いかけたい場合は,
そこまで来たらいわばマニアの領域となるが,
しかし,もし真剣にWebの未来像を模索している究極のRubyistであれば
そういう日課を持つ価値もあるだろう*1。
- 2 http://pipes.yahoo.com/pipes/pipe.info?_id=3eebace824bb60a10f13c841c2c64478
- 2 http://reader.livedoor.com/reader/
- 1 http://b.hatena.ne.jp/keyword/rails?sort=eid
- 1 http://search.minakoe.jp/rsss/rsss.asp?qry=ruby&multi=1
- 1 http://www.google.co.jp/reader/view/
- 1 http://www.google.co.jp/reader/view/?tab=my