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【グラニュース】


ピクシー、選手を「I believe」

2011年9月12日 紙面から

口を真一文字に結んだまま帰名したストイコビッチ監督=JR名古屋駅で

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 柏戦(10日、柏)に敗れて4位に後退した名古屋グランパスは11日、名古屋へ帰って休養した。柏戦で、2008年の就任以来2度目の退席処分を受けたドラガン・ストイコビッチ監督(46)は、ベンチ入り停止処分が濃厚な18日の鹿島戦(カシマ)でも信念を曲げずにファイティングポーズを取り続ける。

 一夜明けてもストイコビッチ監督の気分は晴れなかった。「ノーグッド」とつぶやき、サングラス越しにも落胆の表情がうかがわれた。

 監督就任後初の退席処分を受けた09年10月17日の横浜M戦(日産ス)と同様、1試合のベンチ入り停止処分となる可能性が高い。その場合、18日の鹿島戦はジュロブスキーコーチに指揮を託すことになる。昨季1度も連敗せずに優勝したグランパスにとって、くしくもピクシー監督が退席となった2年前の横浜M戦がJ1で喫した最新の連敗だった。指揮官不在で宿敵・鹿島のホームへ乗り込む次戦はまさに正念場となる。

 10日の柏戦では、FW玉田の今季12得点目で幸先よく先制しながら、守りに入って逆転負けを喫した。玉田は「やっている自分たちがイライラしたくらいだから監督はもっとイライラしたと思う。監督にそんな思いをさせてはいけなかった」と振り返った。鹿島戦は全員で巻き返しを図る。

 ピクシー監督は一言だけ残して名古屋へ向かう新幹線の車内へ消えた。「I believe(わたしは選手を信じている)」。監督就任3年目の昨季、J1初優勝を達成した。4年目の今季も優勝争いを繰り広げている選手たちと、つくりあげたチームへの信頼は揺らいでいない。 (伊東朋子)

 

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