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朝青龍暴行騒動の男が傷害容疑で逮捕

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 東京・六本木の飲食店で客の男性を殴り、けがを負わせたとして、警視庁麻布署は12日、暴走族「関東連合」の元リーダーで職業不詳、川名毅容疑者(40)を傷害の疑いで逮捕した。「殴ったのは間違いない」と容疑を認めている。同署によると、川名容疑者は昨年1月、元横綱朝青龍関が現役引退するきっかけとなった暴行騒動の被害者。今回の事件が起こった飲食店も、元朝青龍関と同容疑者が騒動の直前まで飲食していた店だったという。

 容疑は今年5月8日午前3時過ぎ、港区六本木のクラブで無職男性(40)の顔などを殴り、全治3週間のけがを負わせた疑い。麻布署によると、男性は同店から「出入り禁止」を言い渡されていたが、当日に2~3人で来店。すると店内にいた川名容疑者が「この野郎、人の店に勝手に入りやがって。ぶっ殺すぞ」と怒鳴り、男性を殴りつけたという。2人は以前からの顔見知りとみられる。

 同署によると、川名容疑者は昨年1月、元朝青龍関が引退するきっかけとなった暴行事件の被害者だった。今回の事件が起きた店で飲食後、「車内で暴行を受けた」などと警察に被害相談。最終的に示談が成立したが、元朝青龍関は責任を取らされる形で角界を去っている。

 関係者によると、同容疑者は東京・西麻布にあるクラブの経営に携わっていたが、数年以上前に閉店。その後、六本木に今回の現場となった同名クラブが開店したが、店名の権利を譲渡しただけで経営には関与していないという。同店関係者は「オープン後しばらくはイベントのプロデュースやDJの手配などをしてもらっていた時期はあったが、朝青龍事件以降は距離を置いていた」と説明した。

 川名容疑者は「関東連合」と呼ばれる暴走族など不良グループによる連合体の元リーダー。知人によると、外国語に堪能で、「外国人や芸能人、スポーツ関係者らに顔が広い」。六本木周辺では有名な存在で、ネット掲示板には個人のスレッドが立ち「六本木の帝王」などとも呼ばれていた。

 捜査関係者によると、当局は最近の暴力団的活動を徹底的に取り締まる方針の一環として関東連合などへのマークを強めており、今回の摘発はそうした事情も背景にあるとみられる。昨年11月、歌舞伎俳優の市川海老蔵が殴られた事件で、傷害罪で実刑判決を受けた男や、同席した暴走族元リーダーも同連合との関係が指摘されていた。この元リーダーは今年5月、別の暴行事件の傷害容疑で逮捕されている。

 [2011年9月13日8時22分 紙面から]


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