久留米市で8月26日に起きた指定暴力団道仁会会長宅襲撃事件を受け、市と久留米署などは10日、同市城南町の両替町公園で緊急の「暴力団追放市民決起集会」を開いた。市民や地元企業から約600人が参加し、暴力団の解散を強く訴える抗議声明を採択した。
抗議声明は、抗争事件について「安全で安心な日常生活を心から願う市民への公然たる挑戦だ」と指摘。指定暴力団の道仁会と九州誠道会に対し、直ちに抗争を終結し、組事務所の閉鎖や解散を要求している。
集会では、楢原利則・久留米市長が「暴力団の壊滅へ向けて全力で取り組むことをあらためて誓う」とあいさつ。花田利夫・久留米署長は「道仁会がある限り、住民の不安は解消されない。排除のスクラムを強固にしよう」と訴えた。
=2011/09/11付 西日本新聞朝刊=