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2011年9月13日6時20分

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入札システム、透明性あり過ぎた 4年間丸見え 愛媛県

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 愛媛県は12日、県発注の土木工事などに導入している電子入札システムで、入札者がパソコン画面を操作すると入札前に最低制限価格が見えてしまう不具合があった、と発表した。同システムは4年半前から使われており、県は開発したNECにシステムの修正を指示し、今後1カ月に予定されている入札を中止した。

 県土木管理課によると、9日に実施された同県宇和島市での河川工事の入札で、最低制限価格と同額の入札があった。不審に思った県の担当者が応札した業者に確認したところ、「たまたま開いた画面で最低制限価格が見えた」と説明。県側が確認したところ、プログラムを表示する画面(ソースコード画面)を参照すると、800万円未満の指名競争入札と23億円以上の一般競争入札の最低制限価格(調査基準価格)が誰にでも見えるようになっていたという。

 県の電子入札システムは2007年4月に全面導入され、11年9月までに約8500件、計約355億円分の入札で使われていた。

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