国際慰安婦問題で日本に協議提案へ 摩擦激しくなる懸念も2011.9.8 13:26

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慰安婦問題で日本に協議提案へ 摩擦激しくなる懸念も

2011.9.8 13:26

 【ソウル=加藤達也】韓国外交通商省報道官は8日、日本統治時代の「従軍慰安婦」問題について日本側に協議を申し入れる考えを明らかにした。韓国憲法裁判所が8月、元「慰安婦」の賠償請求権をめぐり韓国政府が具体的な措置を取ってこなかったのは違憲とする判断を示したことを受けたもの。協議提案の際、日本政府への賠償請求にまで踏み込むかは明らかにしていない。

 日本側は1965年の日韓基本条約に伴う協定の成立で両国間の財産・請求権問題は完全に解決し、個人の賠償請求権は消滅したとの立場だが、憲法裁は協定に「従軍慰安婦」問題が含まれるか否か日韓で解釈に相違があるとの見解を示していた。韓国側は違憲判断後の今月1日、日本側に積極的な対応を求めていた。

 韓国側は近年、竹島(韓国名・独島)への実効支配を強めているほか、韓国国会が「日本統治時代に韓国の労働者を徴用しながら戦後補償していない」とする日本企業を公共事業入札から排除するよう公的機関に促すことを決めるなど反日的動向が目立っており、元「慰安婦」問題をきっかけに日韓摩擦が激化する可能性がある。

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