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豪雨で爆薬など熊野川に流出か

9月13日 13時53分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

台風12号による豪雨で、奈良県十津川村にある建設会社の火薬庫の工事用の爆薬と雷管、合わせて7000本近くが、熊野川に流れ出たおそれのあることが分かり、下流の和歌山県田辺市などでは、見つけた場合、近づかず、すぐに消防などに連絡するよう呼びかけています。

熊野川に流れ出たおそれがあるのは、道路のトンネル工事に使われる爆薬3800本余りと雷管およそ2900本です。これらを所有する建設会社によりますと、奈良県十津川村宇宮原にある火薬庫2棟が、台風による土砂崩れで流され、中にあった爆薬と雷管も流れ出たおそれがあるということです。このうち爆薬は、電気を通さなければ爆発しないため、危険性は低いということですが、雷管は、誤って火の中に投げ入れたり、ハンマーでたたくなど強い衝撃を与えたりすると、爆発してけがをするおそれがあるということです。このため、熊野川の下流にある和歌山県田辺市や新宮市では、爆薬や雷管を見つけたら、近づかず、すぐに消防や警察に連絡するよう、自治体のホームページや防災行政無線などで呼びかけています。