NHK愛媛県のニュース　松山放送局

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市職員“担当外の情報入手”

松山市発注の土木工事に関する情報を市の職員が漏えいした事件で、１０日、逮捕された職員は、今回の逮捕容疑となっている土木工事の直接の担当者ではないことが、関係者への取材で新たにわかりました。警察では職員がどういうルートで担当以外の情報を入手したのか、調べを進めています。
この事件は、松山市役所の技術管理課主幹、山田守容疑者が平成２３年５月ごろ、松山市河野中須賀にある土木建設会社「北条建設」の社長、中野真由美容疑者ら２人に、松山市発注の今年度の土木工事に関する情報を漏えいしたとして、地方公務員法違反の疑いで逮捕されたものです。
松山市によりますと、市が土木工事を発注する際には、まず道路建設課などが作成した設計書を、山田主幹が所属する技術管理課の職員が１人で審査することになっています。
しかし関係者によりますと、山田主幹は、今回の逮捕容疑となる８月４日に入札が行われた松山中央公園の舗装工事では、設計書の審査を担当していなかったということです。
設計書は、審査中の場合、担当者が机やパソコンで管理しているため、担当者本人が了承しないと見ることはできません。
このため警察では、山田主幹がどういうルートで情報を入手したのか、調べを進めています。

09月13日　09時03分

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