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[政治]ニュース トピック:民主党
【民主漂流】「報道のせいで…」 失言反省せず八つ当たり まるで政権末期
2011.9.12 22:17
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失言を反省せず、八つ当たりをするのは政権末期の様相だ。首相の所信表明演説のための臨時国会を13日からの4日間に限ったが、いずれ「不完全な内閣」(平野博文国対委員長)を露呈しかねない。
首相は9日の記者会見で鉢呂氏が東京電力福島第1原発周辺を「死の町」と表現した後、厳重注意にとどめる意向だった。しかし、記者団に「放射能をうつしてやる」と発言したことが同日夜に発覚すると、「更迭」にかじを切った。
鉢呂氏と同じ旧社会党出身の輿石氏は「辞めるべきではないという考えを持っていた」(官邸筋)。だが、いじめを助長する「放射能」発言があっては、元教員として抗しきれなかったようだ。首相は11日夜に枝野氏に経産相就任を打診し、輿石氏に伝えた。
「官房長官として3年分働いたので休みたい。行革を一兵卒として支える」
今月2日の組閣直前、枝野氏は周囲にこう漏らしていた。だが、弁護士出身だけあって目立った失言もなく、連日の記者会見をこなした「ソツのなさ」を逆に首相に買われた。
だが、この人事が新たな波乱を生んだ。菅直人前首相による震災や原発事故対応の責任を、枝野氏も一蓮托生(いちれんたくしょう)で負っているからだ。
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