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[政治]ニュース トピック:民主党
【民主漂流】「報道のせいで…」 失言反省せず八つ当たり まるで政権末期
2011.9.12 22:17
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枝野幸男前官房長官が経済産業相に起用された最大の決め手は「ソツのなさ」だった。野田佳彦首相は政権へのダメージを食い止めるため、迅速に鉢呂吉雄前経産相を交代させたが、枝野氏の起用が本当に「適材適所」なのか。輿石(こしいし)東(あずま)幹事長は、閣僚たちの「地金」が露出することを嫌い、政府・民主党内で異例の“言論統制”に乗り出すなど、政権末期のような混乱をみせ始めた。(加納宏幸、小田博士)
「鉢呂氏が辞任した経過も含め大変残念だ。報道のあり方について皆さんももう一度考えてもらいたい」
輿石氏は12日、初の定例記者会見で記者団に注文を付けた。鉢呂氏の非公式な発言を記事にした方が悪いと言わんばかりで、報じた報道機関の幹部からの「事情聴取」も始めた。
「報道のせいで何も言えなくなっちゃったよ」「何を書かれるか分からんからしゃべれんわ」
12日昼の政府・民主三役会議終了後、党執行部の口は重かった。箝口(かんこう)令が敷かれたからだ。輿石氏は14日の両院議員総会で閣僚や党所属議員にも発言を慎むよう徹底する考えだ。
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