政治【主張】枝野経産相 空洞化を阻止できるのか+(2/2ページ)(2011.9.13 03:05

  • [PR]

[政治]ニュース トピック:主張

  • メッセ
  • 印刷

【主張】
枝野経産相 空洞化を阻止できるのか

2011.9.13 03:05 (2/2ページ)

 枝野氏は野党時代の平成19年、キヤノンの偽装請負問題で御手洗冨士夫前会長の国会参考人招致を要求するなど、経団連攻撃の急先鋒(せんぽう)だった。官房長官時代には、東京電力の賠償枠組みに関して東電への債権放棄を金融機関に求める発言をして金融界に不信感を抱かせ、市場にも影響を与えた。

 野田首相は就任後に経団連の米倉弘昌会長と会談して政府の諮問会議への協力を要請し、関係改善を進めている。枝野氏を通じて「アンチビジネス」とみられてきた民主党の政策転換を具体化しなければならない。

 菅内閣で環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加問題は結論の先送りが重ねられたが、枝野氏は「世界の自由貿易の進行は震災の影響を受けない」と検討作業を継続する必要性を指摘していた。ならば、その議論を主導すべきである。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital