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ヒブなど3ワクチン、「安全性に問題なし」- 厚労省専門家会議
厚生労働省は、子宮頸がん予防ワクチンなどの安全性を検証する専門家会議を開いた(9月12日、厚労省内)
会議ではまず、今年6月1日―8月22日の3ワクチンの副反応報告の状況について厚労省の担当者が説明した。それによると、HPVワクチンは推定約160万回が接種され、医療機関から171人の副反応報告があった。このうち20人が死亡や障害などにつながる恐れがある「重篤」な事例だった。
ヒブワクチンは、推定約95万回が接種され、60人(重篤7人)の副反応報告があった。小児用肺炎球菌ワクチンは、推定110万回が接種され、104人(同11人)の副反応報告があった。
また会議では、厚労省がHPVワクチン接種後に14歳の女子中学生が死亡したことを明らかにした。女子中学生は7月28日にワクチンを接種し、2日後に亡くなった。厚労省は、「基礎疾患の心室頻拍から心室細動に移行し、致死性不整脈で死亡したと推定されるが、ワクチン接種と死亡との因果関係は不明」としている。厚労省によると、HPVワクチン接種との因果関係が不明な死亡例は、国内では初めて。
これらの報告を受け、同会議はいずれのワクチンも安全性に問題はないとの見解で一致。同省が、HPVワクチン接種との因果関係が不明とした初の死亡例についても、「明確な因果関係はない」と判断した。
( 2011年09月12日 22:43 キャリアブレイン )
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