RAR - 最新バージョンの変更情報 Version 4.01 1. TAR書庫のバイナリーフォーマットで保存されたファイルサイズを サポートしました。 TAR書庫によりますが、8GBより大きいファイルは八進数ではなく バイナリーサイズフォーマットを使用することがあります。 2. バグフィックス: a) [修復] コマンドは、格納サイズが4GBを超えたファイルを含む RAR書庫の構造を正しく修復できませんでした。 この不具合はリカバリレコードを使用した修復には影響しません。 構造の修復は、WinRARがリカバリレコードを見つけられないときだけ 実行されます。 b) 解凍ダイアログの [高度] タブの [パス情報を無視] オプションを デフォルトでセットしていても、エクスプローラーのコンテキスト メニューから呼ばれた場合もWinRARはファイルパスを解凍していました。 c) 暗号化ZIP書庫に誤ったパスワードを入力後、場合により、WinRARは 正しいパスワードを再入力させる処理を行いませんでした。 d) [ウィザード] コマンドは、1個のフォルダまたは拡張子がないファイルの マルチボリューム自己解凍書庫を作成できませんでした。 e) [ファイルから設定をインポート] コマンドは、WinRAR 圧縮プロファイルの 複数行に渡ったコメントを復元できませんでした。 f) name1.name2.part#.rar の様な形式の名前をもつRARボリュームを変換 するとき、[書庫を変換] コマンドは ".name2" の部分を誤って削除して しまいました。そのため、name1.name2.rar となるはずのファイル名が name1.rar になってしまいました。 g) -agNNN スイッチで新しい書庫を作成するとき、書庫に生成される番号が 110以降の場合にRARがクラッシュすることがありました。 h) WinRAR は、デフォルトではないコードページを使用した、Z-Zip書庫の 英語以外のファイル名の表示に失敗することがありました。 これは表示だけの問題で、解凍は正しい名前で行えます。 Version 4.00 1. RARの解凍速度が改善されました。データの種類によりますが、 前バージョンから最高で30%改善されます。 一般的なRARアルゴリズムと特別なRARマルチメディアメソッドの大部分 がこの改善の恩恵を受けます。 テキスト圧縮メソッドだけは影響がなく、改善されません。 2. ISOサポートの変更: a) UDF 2.50 をサポートしました。 これにより Blu-ray ISO ファイルの大部分を解凍できます。 b) UDF ISO ファイルを参照しているとき、WinRARのアドレスバーと 書庫情報ダイアログに、"UDF"に続けてUDFリビジョン番号を表示します。 c) WinRARは、UDFとISO9660ファイルに格納されたフォルダを解凍するとき、 更新日時をセットします。 3. パスワードダイアログの変更: a) WinRARは、圧縮時と解凍時に同じパスワードダイアログを使用します。 これにより解凍時にも [パスワードを隠さない] オプションが利用できます。 b) パスワードダイアログの [パスワードの整理] ボタンは、頻繁に使う パスワードを指定することができるパスワードの整理ダイアログを呼び 出します。ここで保存したパスワードは、ドロップダウンリストやオート コンプリート機能で利用できます。 ここで保存したパスワードは暗号化されません。コンピュータにアクセス できる誰でもがパスワードを見ることができることに注意してください。 [パスワードの整理] は、あなたのPCが許可していないアクセスから 保護されているときに限り使用してください。 c) パスワードダイアログの [すべての書庫に使用する] オプションは、 複数の書庫を一度に解凍するときに使用します。 入力したパスワードをすべての書庫に適用することができます。 このオプションをパスワードを入力しないで使用した場合、WinRARは すべての暗号化された書庫をスキップします。 d) 前バージョンと異なり、デフォルト圧縮プロファイルのパスワードは 解凍時に使用されません。 もし、解凍するすべての書庫に同じパスワードを使用したい場合は、 パスワードダイアログの [パスワードの整理] で、新しいパスワードを 追加して、[書庫を選択] にファイルマスク "*" を指定してください。 4. Windows 7 では、WinRAR はタスクバーのアイコンに処理全体の進行状況を 表示することができます。 この機能は WinRAR 設定 [全般] の [タスクバーにプログレスバー] で 無効にできます。 5. 多くのユニコードサポートの改良により、英語以外の言語のファイル名の 処理が改善されました。 以下の改良が行われました。 a) WinRARの [ファイル名を変更]/[書庫を変換]/[ファイルを検索] などの コマンド、フォルダツリーパネル、パスワードダイアログ、および他の WinRARインターフェースの多数の場面でのユニコード処理が改善され ました。 b) エクスプローラーのコンテキストメニューに表示されるWinRAR項目の ユニコードファイル名が正しく表示されるようになりました。 c) .lng ファイルにユニコードが使用できるようになりました。 ユニコードで言語ファイルだけを作成し、WinRARをローカライズする ことができます。 6. -x スイッチの文法を変更しました。フォルダにワイルドカードで 除外するマスクを指定できるようになりました。 このようなマスクは最後が "\" で終わる必要があります。 例:-x*tmp*\ or -x*\temp\ 7. 解凍ダイアログの [高度] に、 [相対パスで解凍] オプションが新設 されました。[相対パスに解凍] を有効にして WinRARで書庫のサブフォルダ を参照している場合、カレントサブフォルダまでのパス部分は解凍する ファイルパスから取り除かれます。 例えば、書庫の "Backup\MyData" フォルダにいて、"Images" フォルダを 解凍する場合、"Images" として解凍されます。"Backup\MyData\Images" フォルダにはなりません。 このオプションは新しいデフォルトの解凍モードです。しかし、デフォルト のモードを WinRAR 3.x に戻すことができます。これは、解凍ダイアログの [全般] で [フルパスに解凍] を選択し、[設定を保存] を押すだけです。 8. WinRARと自己解凍書庫は、Windows 98, Windows Me, Windows NT をサポート しなくなりました。WinRAR 4.0 には、Windows 2000以降が必要です。 WinRAR を過去のWindowsで実行する必要がある場合には、WinRAR 3.93を 使用してください。 http://www.diana.dti.ne.jp/~winrar/downloadold.html 9. シンボリックリンクやハードリンクを含む TAR, TAR.GZ, TAR.BZ2 書庫を NTFSのファイルシステムに解凍する場合、WinRARは書庫の解凍時にこれらの リンクを作成します。 WinRAR は、Windows Vista 以降であれば、シンボリックリンクとハードリンク をそれぞれ、以前のWindowsであればハードリンクを作成します。 解凍先が FAT32や他のファイルリンクをサポートしていないファイルシステム の場合、WinRARはTAR, TAR.GZ, TAR.BZ2 書庫を解凍する際に、リンクを スキップします。 10. リカバリボリュームの処理は、必要なディスクシークを少なくしたので、 パフォーマンスが改善されました。 11. 解凍ダイアログのツリーパネルで Windows 7 ライブラリが選択できます。 WinRARは、解凍先のデフォルトの保存場所としてそれを使用します。 12. [レポート] コマンドで、レポートファイルの出力形式として html、 ユニコードテキスト、通常のテキストから選択することができます。 WinRARの以前のバージョンとは異なり、htmlやユニコードテキスト形式を 使用している際は、ユニコード文字で保存します。そのため、ファイル名に 英語以外の文字が含まれる場合でもレポートファイルが正しく表示される ようになりました。 13. GUI自己解凍書庫のメッセージリストは、処理ステータスとエラーメッセージ だけを表示します。すべての解凍したファイル名は表示しないようになりました。 この変更は、多くのファイルを含む自己解凍書庫の速度を改善し、必要な メモリ容量を減らします。また、解凍されたファイルに埋もれないので エラーメッセージが見つけやすくなりました。 14. GUI自己解凍書庫は、書庫コメントに Setup や Presetup コマンドが なかった場合に、[インストール] の代わりに [解凍] ボタンを表示します。 セットアッププログラムが必要でないけれども、[インストール] ボタンを 表示したい場合には、"Setup=<>" コマンドをコメントに入れてください。 15. WinRARは、リカバリレコードを付加した書庫を修復する際、リカバリ ボリュームの処理中に処理のプログレスバーに現在のパーセントを表示します。 16. WinRARは、ボリュームサイズを自動検出で、RARボリュームをFATやFAT32の ファイルシステム上に作成する場合、最大のボリュームサイズを4GB-1バイト に制限します。これらのファイルシステムでは、4GB以上のファイルは サポートされていません。 17. [他のWinRARが処理中のときは待機] オプションが有効で、WinRARが 他のWinRARを待っているとき、コマンドプログレスウィンドウの [再開] ボタンで、WinRAR を強制的に進行させることができます。 これで、現在の処理の [他のWinRARが処理中のときは待機] オプションの 状態を上書きすることができます。 18. WinRARは、外部エディタで修正したファイルを暗号化したRARやZIP書庫に 書き戻すとき、2回パスワードを要求していましたが、1回になりました。 以前の WinRAR は、元ファイルの解凍と変更後のファイルの圧縮時の2回 パスワードを要求していました。ファイル名も暗号化したRAR書庫を処理 する場合は、1回だけパスワードを要求していました。 19. 新しいエラーコード 10「ファイルがありません」が、コマンドライン モードで返却されるRARとWinRARのエラーコードに追加されました。 このコードは、圧縮、解凍、削除、修復コマンドで返却される可能性が あります。 このコードはRARが指定されたファイルや書庫マスクを見つけられない ということを意味します。 20. [置き換えるファイルを確認] ダイアログのファイル名エリアが、複数行 表示できるようになりました。 これにより、非常に長い名前のファイル名が表示できるようになりました。 21. -ep3 スイッチが、ディスクレターだけでなくUNCパスも変換できるように なりました。 そのため、\\server\share は、圧縮時に __server\share に変換し、 解凍時に元の \\server\share に戻すことができます。 22. 解凍ダイアログの [高度] にある [バックグラウンドで解凍] オプション で、解凍時にWinRARをバックグラウンドで実行できます。 解凍ダイアログの[全般]にある[設定を保存]ボタンで、他の解凍オプション と同様にデフォルトの状態に保存することができます。 デフォルト圧縮プロファイルの [バックグラウンド圧縮] オプションは、 解凍時には影響しないようになりました。 23. [モード...] ボタンが、解凍とテストの進行状況ウィンドウでも使用でき るようになりました。 これで [コマンドパラメータ] ダイアログを表示でき、解凍とテストの 処理中であっても [完了後にPCを終了] を設定できるようになりました。 以前はこのダイアログは圧縮時のみ表示することができました。 24. バグフィックス: a) 書庫の中のファイル名を変更する際、その書庫の別のフォルダにある 同じ名前の別のファイルもすべて変更されていました。 b) マルチボリュームCAB書庫を[情報]コマンドで表示したときに、 誤った格納サイズを表示していました。 c) ZIP書庫の 'U' (追加更新)と 'F' (更新のみ)コマンドで、コマンドライン で指定していないファイルを誤って更新することがありました。 これはカレントフォルダにあるZIP書庫の中のファイル名と一致した ファイルでのみ起こります。 この不具合は通常の'A'(追加)コマンドでは起こりません。 Version 3.93 1. バグフィックス: a) WinRAR 3.92の -xd:\path\folder スイッチは、指定した path と 一致しないのに、folder名が同じフォルダを除外してしまっていました。 b) スイッチ -y -or を同時に指定すると正しく動作しませんでした。 スイッチ -or は -y を無視していました。 Version 3.92 1. マルチモニタの環境でエクスプローラーのコンテキストメニューから WinRARのコマンドを実行した場合、コマンドのダイアログがコンテキスト メニューが表示されているモニターに表示されるようになりました。 以前のバージョンでは常にプライマリモニターに表示されていました。 2. コンテキストメニューのコマンド [圧縮してメール送信...] は、メールの 件名に書庫ファイル名が入るようになりました。 以前のバージョンでは件名は空白でした。 3. RAR 3.91 の -x スイッチは圧縮時のフォルダの除外に、ワイルド カードを含めたマスクを使用できるようになり、パスを指定しなくても よくなりました。 例えば、-x*. では、すべての拡張子を持たないフォルダを除外します。 RAR 3.80 の-x スイッチは、フォルダのマスクにワイルドカードを含む ことはできず、フォルダ名が完全に一致する場合のみ除外されます。 4. バグフィックス: a) WinRAR 3.91 は、コンテキストメニューの [ZIP書庫] で新規に 作成した空のZIP書庫を開いたとき、不正な「予期しない書庫の 終わりです」を表示していました。 b) [書庫の削除] オプションを有効にして複数のZIP書庫を解凍する ときに書庫のひとつが壊れていた場合、WinRARは壊れたファイル 以降の書庫を正しく解凍できても削除していませんでした。 c) ファイルがRARFILES.LSTの複数の異なるマスクに一致する場合、 WinRARは最後に一致したマスクを選択することがありました。 正しくは、マスクが他のサブセットでない場合には、最初に一致 したマスクを選択しなければいけませんでした。 Version 3.91 1. LZMA2アルゴリズムで作成された7-Zip書庫を解凍できるようになりました。 2. ファイル名も暗号化した7z書庫をコンテキストメニューから解凍する際に パスワードを1回だけ要求されるように修正しました。 3. 複数の小さいbz2ストリームを結合したtar.bz2書庫を解凍できるように なりました。以前のバージョンでは最初にネストされたbz2ストリーム だけを解凍していました。 4. WinRAR は、通常の.gz書庫(tar.gzではなく)内部のファイルのCRC32を 表示するようになりました。以前のバージョンではGZIPファイルのこの 項目は空白でした。 5. バグフィックス: a) WinRAR 3.90 は、[書庫を検索] ダイアログで [開く] や [OK] の 代わりに [保存] ボタンを表示していました。 b) WinRAR は不正なZIP書庫を表示した際に誤ったファイル名を表示する ことがありました。 c) WinRAR 3.90 はLH7圧縮形式で作成したLZH書庫の解凍ができません でした。 d) WinRAR 3.90 は [ファイルをゴミ箱に移動] を有効にしている場合、 圧縮後にファイルの一部の削除に失敗することがありました。この バグはWindows XPの場合に起こり、VistaやWindow 7では起こりません。 e) エクスプローラのコンテキストメニューからWinRARの [解凍...] コマンドを使用してISOファイルを解凍するとき、1回の操作中に2回 解凍してしまうことがありました。そのため2回目の解凍時に上書き のプロンプトが表示されていました。 f) WinRAR 3.90の [ファイルを検索] コマンドの16進検索と、コンソール RARのihコマンドは、検索文字列の1バイト目が127より大きかった場合 に検索に失敗していました。 Version 3.90 (rev.3) 1. バグフィックス: Windows XP のサービスパックを適用していないか、SP1を適用している 環境で正常に実行できない問題を修正しました。 Version 3.90 1. Windows x64に対応したWinRARがリリースされました。 Windows x64では、64ビット版WinRARをインストールすることを推奨します。 64ビット版では、32ビット版よりも高いパフォーマンスと最適化された シェル統合が提供されます。 2. RARの圧縮速度がマルチコアやマルチCPUシステムで改善されました。 この改善はWindows VistaとWindows 7で、より顕著になっています。 3. 設定ダイアログの [圧縮] の [解凍先パスから重複したフォルダを除去] オプションは、より普遍的な [解凍先パスから余分なフォルダを除去] に置き換えられました。 このオプションは、コンテキストメニューの [(フォルダ名)\ に解凍] コマンドで書庫を解凍するときに、書庫のルートフォルダにファイルが 無く1個のフォルダだけがあった場合に、解凍先パスからベースフォルダ 名を除去します。 4. [解凍先パスとオプション] ダイアログの変更点 a) [新規フォルダ] ボタンで選択中のフォルダに新しいサブフォルダが 作成できます。 b) F2キーでフォルダツリーで選択中のフォルダ名を変更できます。 c) F5キーでツリーの表示内容を最新に更新できます。 d) Delキーでフォルダツリーで選択中のフォルダを削除できます。 5. 設定ダイアログの [ファイルリスト] に [秒を表示] オプションが 追加されました。 WinRARファイルリストの更新日時欄に秒単位まで表示できます。 6. 設定ダイアログの[統合]-[コンテキストメニューの項目] に [自己解凍書庫かチェックする場所] オプションが追加されました。 コンテキストメニューの自己解凍書庫用の処理を管理できます。 例えば、遅いネットワークディスクにある .exe ファイルを頻繁に 右クリックする場合で、[ネットワークディスク] のチェックを 外せば、コンテキストメニューを表示する前の遅延を短くできます。 7. WinRARファイルリストで名前でソートする場合、Windowsの エクスプローラと同じ新しい論理ファイル名ソートを使用する ようになりました。これはファイル名に含まれる数字の桁数を 考慮するソートで、1.txt, 2.txt, 10.txt のようにソートされます。 以前は 1.txt, 10.txt, 2.txt でソートされていました。 この新しいソートは Windows XP Service Pack 2以降で有効です。 8. Ctrl+W キーが、WinRARメインウインドウと同様にWinRARビューワでも [閉じる] のショートカットになりました。WinRARビューワの [Windows textで表示] のショートカットは Ctrl+I に変更されました。 9. 新しいコマンドラインスイッチの -r- は再帰を無効にできます。 コマンド "rar a -r- arc dirname" を実行した場合、空の dirname フォルダだけを追加して、フォルダに含まれる内容は無視します。 デフォルトでは、dirname はワイルドカートを含んでいないので RARは -r スイッチをしなくてもフォルダの内容を追加します。 10. 解凍時に新しいコマンドラインスイッチ -ai を使用すると、 RARはファイルの属性を無視します。 このスイッチを使用した場合、解凍したファイルは常にオペレー ティングシステムで新規作成ファイルに割り当てられる属性を 持つようになります。 11. "cw" コマンドで出力ファイル名を指定しなかった場合、 コンソールRARはコメントデータを標準出力に出力します。 12. -si[name] スイッチで標準入力データを圧縮する際、更新日時に システムの現在日時をセットするようになりました。 以前のバージョンでは、この更新日時がセットされなかったため、 意味のない日時が表示されていました。 13. タスクトレイのWinRARアイコンにマウスカーソルを置いたとき、 書庫名が表示されるようなりました。 以前は、残り時間と合計パーセントだけが表示されていました。 14. 新しい'Shutdown'変数がレジストリキー'Software\WinRAR\Policy'に 定義されました。セキュリティのために[完了後にPCを終了]を無効に することができます。 詳細はヘルプの「設定/レジストリ変数」を参照してください。 15. シェル統合のパフォーマンスが改善されました。 WinRARのコンテキストメニューは数千のファイルを選択していても 素早く反応します。 16. Windowsの画面設定で大きいサイズのDPIモードにしている場合の 互換性を改善しました。 17. バグフィックス: a) 8GBより大きいファイルを含む tar, tar.gz 書庫ファイルを 開くのに失敗することがありました。 b) WinRARの設定でコンテキストメニューにアイコンを表示を していて、Windows 7 beta のライブラリフォルダのファイルを クリックした場合、コンテキストメニューが正しく動作 しませんでした。 c) 以前のバージョンでは、5文字以上の半角空白を持つファイル名 を変更するときに失敗していました。 WinRARシェルは安全のため拡張子を隠すような空白を表示して いませんでした。 しかし、このセキュリティが名前変更の処理を妨げていました。 Version 3.80 1. UTF-8形式のUnicodeファイル名を持つZIP書庫をサポートしました。 ZIP書庫の作成時に、シングルバイト文字セットだけでは正しく ファイル名を格納できない場合に、WinRARはファイル名をUnicodeで 格納します。 2. WinZipのAES暗号化したZIP書庫の解凍をサポートしました。 3. RARとZIPの書庫名のUnicodeサポートを改善しました。 4. 圧縮ダイアログで [上書き前に質問する] と [すでにあるファイルは スキップ] の更新モードが、圧縮ダイアログで利用できるようになり ました。これらは、書庫にすでに格納されているファイルを更新する 場合のWinRARの動作を指定できます。 既存の [更新されたファイルのみ] [新規と更新されたファイルのみ] とは異なり、新しいモードはファイルのタイムスタンプは無視して ファイル名だけで比較します。 これらのモードに相当するコマンドラインは以下の通りです。 a) スイッチ -o [上書き前に質問する] を有効にします。 b) スイッチ -o- [すでにあるファイルはスキップ] を有効にします。 c) スイッチ -o+ [すべて圧縮] を有効にします。(圧縮時のデフォルト) 5. [コンテキストメニューに追加] オプションを [プロファイルのパラメータ] ダイアログに追加しました。 このオプションを有効にすると、プロファイル名がエクスプローラの コンテキストメニューに表示されるようになり、コンテキストメニュー からプロファイルを利用できます。 6. 新しい -cp スイッチで、コマンドラインから圧縮 プロファイルを選択できます。このスイッチは GUI WinRAR.exe だけで サポートされています。rar.exe では使用できません。 7. 圧縮ダイアログの新しい [オプション] ページには、[全般] ページの [圧縮後に元のファイルを削除] オプションの動作を修飾する設定が あります。 a) ファイルを削除 以前のWinRARのように通常のファイル削除を行います。 b) ファイルをゴミ箱に移動 削除されたファイルはゴミ箱に残ります。 このオプションに相当するコマンドラインは -dr スイッチです。 c) ファイルをワイプ削除 削除後の復元ができないように、削除の前にファイルデータを0で 上書きします。 このオプションに相当するコマンドラインは -dw スイッチです。 これらのオプションは、[圧縮後に元のファイルを削除] が有効の ときにだけ効果があります。デフォルト圧縮プロファイルのこの オプションのいずれかを有効にすると、[圧縮後に元のファイルを 削除] のデフォルトの動作を変更できます。 8. WinRAR の [解凍先とオプション] ダイアログがリサイズできる ようになりました。マウスをダイアログの端でドラッグすることで 広げることができ、フォルダリストにより多くのスペースを確保 できます。WinRARは変更後のサイズを保存します。 9. [Update] 自己解凍スクリプトコマンドと、高度な自己解凍オプション ダイアログの [更新] ページに [更新モード] グループオプション が追加されました。 これらのコマンドやオプションでタイムスタンプを比較することが でき、タイムスタンプをベースとしたファイル更新が実装できます。 10. 自己解凍スクリプト "Shortcut" コマンドと、[高度な自己解凍 オプション] ダイアログの [ショートカットを追加...] コマンドで、 ショートカットに関連付けるアイコンファイルを指定できるように なりました。 11. [設定-セキュリティ] ダイアログの新しい [テンポラリファイルを ワイプ消去] オプションで、WinRARのテンポラリファイルを速度は 遅くなりますが、より確実に削除できます。 12. WinRARとRARは、マルチボリュームRAR書庫を解凍するときに、すべて の合計からの進捗状況を表示するようになりました。これはすべての ボリュームファイルが同じフォルダにあるときに有効です。 13. WinRARとRARは、リストファイルの環境変数を自動的に展開します。 環境変数が含まれているリストファイルの例はこちらです。 %windir%\*.exe %USERPROFILE%\Desktop この機能は Windows版のRARだけで利用できます。 14. "extra field" にデータを持つTAR書庫をサポートしました。 15. 512バイトの0からなるend of archiveブロックを持たない TAR書庫をサポートしました。 16. WinRARウィンドウからファイルをドラッグしたときのUnicodeの サポートを改善しました。 17. Shift+Tabのキーの組み合わせで、WinRARメインウィンドウの インターフェース項目(ファイル、コメント、ツリー、アドレス) のフォーカスを逆順に移動できるようになりました。以前の バージョンではTabキーのみと同じ移動順でした。 18. 切れてしまったUDF ISOファイルを開くときに、WinRARがクラッシュ することがあったのを修正しました。