自己解凍書庫に変換



 通常の RAR 書庫や ZIP 書庫は、解凍しようとするパソコンに、解凍するためのプログラム (WinRAR など) がインストールされていないと解凍できません。ですが、自己解凍書庫に変換することで書庫自体が解凍するプログラムになり、解凍プログラムがインストールされていないパソコンでも解凍できるようになります。

 ここでは、すでに圧縮済みの RAR 書庫を自己解凍書庫に変換します。例として、BIGDB.RAR を自己解凍書庫にしてみます。まず、ファイルを解凍するときと同じ方法で、書庫ファイルの内容を表示します。




 BIGDB.RAR に圧縮されている内容が表示されました。
 WinRAR は書庫管理モードになり、タイトルバーに書庫ファイル名が表示されています。ツールバーも書庫管理モードのものが表示されています。

BIGDB.RARの内容





 [自己解凍書庫に変換] ボタンをクリックすると、自己解凍モジュールを選択するダイアログが表示されます。

自己解凍書庫に変換ボタン


 メニューから [自己解凍書庫に変換] を選んでもいいです。

自己解凍書庫に変換メニュー





 RAR 書庫の場合は、Zip_Eng.SFX 以外の 4 個のモジュールから選択します。通常は Default.SFX を選択します。

自己解凍モジュール選択


Default.SFX Windows95, Windows98, WindowsMe, WindowsNT4, Windows2000, WindowsXP で解凍できる標準的な自己解凍モジュールです。
特に理由がなければこのモジュールを使ってください。

Def_Eng.SFX Windows95, Windows98, WindowsMe, WindowsNT4, Windows2000, WindowsXP で解凍できる英語インターフェースの自己解凍モジュールです。

Dos.SFX DOS で解凍できる自己解凍モジュールです。
Windows でも解凍できますが、ファイル名(8+3以内の短いファイル名のみ)に制限があります。

Os2.SFX OS/2 だけで解凍できる自己解凍モジュールです。
WinCon.SFX Windows95, Windows98, WindowsMe, WindowsNT4, Windows2000, WindowsXP で解凍できるコンソール版自己解凍モジュールです。
以下のコマンドラインスイッチをサポートしています。
-e 解凍(デフォルト)
-t テスト
-v 冗長なファイルリストを表示
-? ヘルプを表示


 ZIP 書庫の場合は、Def_Eng.SFX 以外の 2 個のモジュールです。通常は Zip.SFX を選択します。

自己解凍モジュール選択 (ZIP)


Zip.SFX Windows95, Windows98, WindowsMe, WindowsNT4, Windows2000, WindowsXP で解凍できる標準的な自己解凍モジュールです。
通常はこのモジュールを使います。
Def_Eng.SFX Windows95, Windows98, WindowsMe, WindowsNT4, Windows2000, WindowsXP で解凍できる英語インターフェースの自己解凍モジュールです。






 自己解凍書庫が作成されました。書庫ファイル名の拡張子が .exe に変更されています。
 この自己解凍書庫を実行すると、書庫の内容がすべて解凍されます。

作成後





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