(cache) 全般設定 - 書庫名とパラメータダイアログ

全般設定

　全般的な設定を行います。この設定で書庫のファイル名を変更したり、圧縮率を変えたり、マルチボリューム（分割）書庫を作成したりできます。

書庫名

　デフォルト（既定）では圧縮するファイルと同じフォルダに、<フォルダ名>.RAR という名前で圧縮されます。参照ボタンをクリックしてフォルダを選択したり直接入力することで、書庫ファイル名や書庫を作成するフォルダを変更できます。

　たとえば、D:\TEMP\BIGDB.RAR とすると、Ｄドライブの TEMP フォルダに、BIGDB.RAR という名前で圧縮されます。

　この画面では、圧縮するファイルと同じフォルダに BIGDB.RAR という名前で圧縮するように指定しています。

書庫名

プロファイル

　[新しいプロファイルを作成], [プロファイルの整理], [圧縮プロファイル] を選択できるメニューを開きます。
　圧縮プロファイルでは、このダイアログで前回保存した圧縮オプションや指定したデフォルトオプションを素早く復元することができます。

書庫形式

　書庫の圧縮形式をRARかZIPから選べます。

RAR	ほとんどの場合、ZIP形式よりも圧縮率がよくなります。マルチボリューム（分割）書庫を扱うことができます。書庫にリカバリレコードを付加することで、壊れた書庫を復旧できます。書庫にロックをかけ、誤って変更してしまうミスをなくすことができます。
ZIP	ZIP形式の１番の利点は、世界中で最も普及している圧縮形式であることです。また、ZIPはRARよりも圧縮速度が速いです。

圧縮方法

　圧縮率を変更して、書庫ファイルのサイズを変えることができます。下の方にいくにしたがって、圧縮率が高くなり、圧縮速度が遅くなります。

　インターネットで配布するために使うのであれば、書庫のサイズが小さくなるので最高圧縮率を選んだ方がいいです。自分のために圧縮する場合は、頻繁に圧縮するものは標準を選び、バックアップ用途であれば最高圧縮率を選ぶなど、好みに応じて使い分けてください。

無圧縮	まったく圧縮されずに１つのファイルにまとめられるだけです。非常に速いです。
最速	もっとも速い圧縮方法です。無圧縮よりは遅いです。
速度重視	ちいさいファイルを圧縮するのにいいです。
標準	速度と圧縮率の効率がほぼ最適です。
圧縮重視	若干圧縮率がよくなります。
最高圧縮	20％～100％ほどよけいに時間がかかりますが、もっとも圧縮率がよくなります。

ボリューム分割

　マルチボリューム（分割）書庫を作成するときに、使用します。

　サイズを指定すると、書庫は指定したサイズごとに分割されます。1,457,664を選択すれば、サイズが大きい書庫もフロッピーディスクに入るようなサイズに分割されます。

　ZIPのマルチボリュームには対応していません（作成できません）。

　分割された書庫のファイル名は次のようになります。BIGDB.RARを分割したとすると、

BIGDB.part1.RAR , BIGDB.part2.RAR , BIGDB.part3.RAR ～ BIGDB.part?.RAR

のようになります。

更新モード

　すでに存在する書庫に対してファイルを追加圧縮するときにどのように圧縮するかを指定します。

すべて圧縮	圧縮するファイルと同じ名前のファイルが書庫にあった場合、常に置き換えます。書庫にないファイルは常に圧縮します。
新規と更新されたファイル	圧縮するファイルと同じ名前のファイルが書庫にあった場合、新しいファイルだけを圧縮します。書庫にないファイルは常に圧縮します。
更新されたファイルのみ	圧縮するファイルと同じ名前のファイルが書庫にあった場合、新しいファイルだけを圧縮します。書庫にないファイルは圧縮しません。
書庫の内容を同期させる	圧縮するファイルが新しい場合にだけ置き換えます。書庫にないファイルは常に圧縮します。圧縮するファイルに存在しないファイルは書庫から削除します。これは新しい書庫を作成するのに似ていますが、１つ重要な違いがあります。最後のバックアップから変更されたファイルが無ければ、この操作は新しい書庫を作成するよりずっと早く実行されます。

圧縮オプション

　次のようなオプションがあります。

圧縮後に元のファイルを削除	圧縮に成功したら元のファイルは削除されます。
自己解凍書庫を作成	圧縮したファイルは直接自己解凍書庫になります。 RAR書庫は Default.SFX、ZIP書庫は Zip.SFX を使用します。マルチボリューム（分割）書庫を自己解凍書庫にするときには、このチェックを付けることにより、.exe .r00 .r01 ～ .r?? のファイルのサイズを揃えることができます。
ソリッド書庫を作成	圧縮したファイルはソリッド書庫になります。ソリッド書庫とは、圧縮前に複数のファイルを１つのファイルにコピーしてから圧縮した書庫ファイルです。小さいファイルが多いときに特に書庫ファイルのサイズが小さくなります。
信頼証明を付加	書庫ファイルに、書庫のファイル名、作成者名、作成日時の情報を署名します。書庫ファイルを更新したときに、毎回署名しなおします。書庫ファイルの配布者を明らかにして改ざんされていないことを証明します。信頼証明情報は書庫情報の表示でこのように表示されます。この機能は送金登録後に使うことができます。
リカバリレコードを付加	書庫ファイルに、壊れたときに復旧できるようにデータリカバリレコードを付加します。
圧縮したファイルをテスト	圧縮後にファイルをテストします。このオプションは [圧縮後に元のファイルを削除] が有効になっているときに特に役に立ちます。この場合、書庫のテストが成功したときだけファイルは削除されます。
書庫をロック	WinRAR で変更できないように書庫をロックします。重要な書庫を誤って変更してしまうことを防ぎます。

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