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【大相撲】

日馬富士 綱とりへこん身投げ

2011年9月12日 紙面から

日馬富士はまげの差で豊ノ島(下)を下す=両国国技館で(中嶋大撮影)

写真

◇秋場所<初日>

(11日・両国国技館)

 八百長問題の影響で、東京では1月の初場所以来の本場所興行。2場所連続優勝と綱とりに挑む大関日馬富士(27)=伊勢ケ浜=は小結豊ノ島を苦戦の末、掛け投げで下して白星発進。2場所ぶり20度目の賜杯を狙う横綱白鵬(26)=宮城野=は小結阿覧を危なげなく寄り切った。大関昇進を目指す2関脇も白星スタート。琴奨菊(27)=佐渡ケ嶽=が若の里を小手投げで下し、鶴竜(26)=井筒=は豪風を押し出した。関脇稀勢の里(25)=鳴戸=も嘉風を突き落とした。日馬富士以外の両大関は、把瑠都が豊真将に押し出され、琴欧洲は苦手の隠岐の海に引き落とされた。

 強烈な左のど輪で豊ノ島を一気につぶしにかかった日馬富士。しかし、これが外れ、もろ差しを許し一転、防戦一方になった。

 そんなピンチにも綱とりにかける執念が上回った。右足を豊ノ島の左足に掛け、こん身の投げ。勢い余って1回転して土俵下へ落ちたが「相手が先に落ちたのが見えた」と手応え十分のガッツポーズ。物言いこそ付いたが、軍配通りの白星スタートに「危なかったね。(立ち合いで)押しが入ったからそのままつぶしてやろうと。踏み込みは悪くない。落ち着いてやれたのが良かった」と、してやったりだ。

 直前に琴欧洲、把瑠都と大関が続けて敗れる波乱。「あれっと思った」と日馬富士。不穏なムードが漂う中、懐に飛び込むとうるさい豊ノ島にもろ差しを許すという二重の苦境を乗り切った。

 「苦しい体勢から勝てた。相手の相撲だったから大きいよ。自分としては、勝っても負けても悔いのない相撲をとることを心掛けている。気合がすごかった? そりゃ、入るよ」

 名古屋場所を制したあとも順調にきながら今月上旬、臀部(でんぶ)の痛みに襲われた。稽古の基本である四股やすり足で顔をしかめる姿は痛々しかった。それでも新たな扉をこじ開けようとする強靱(きょうじん)な精神力が今の日馬富士にはある。

 「やるぞ!やるぞ!やるぞ!という気持ち。もう(臀部の痛みは)治りました。これから2週間楽しみです」

 夢へ向かって、まずは幸先よく勝負の場所の幕が開けた。 (竹尾和久)

 

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