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　元モーニング娘。のタレント・加護亜依（２３）が１１日正午ごろ、東京・港区の自室で倒れているのを関係者が見つけ、１１９番通報した。警視庁麻布署などによると、急性薬物中毒とみられる症状で意識が薄れ、手首には切り傷があった。病院で手当てを受け、命に別条はない。同署によると加護は自殺をほのめかす電話をこの関係者にしており、自殺を図ったとみている。今月６日には加護の交際相手とみられる会社役員・安藤陽彦容疑者（４４）が恐喝未遂の疑いで警視庁に逮捕されていた。

　麻布署によると、この日午前、関係者と加護が電話で話している際、加護が自殺をほのめかすことを口走ったという。心配した関係者が自宅を訪れると、倒れている加護を発見。１１９番通報した。

　消防隊員が駆け付けると、加護は手首にケガをしており、意識が薄れるなど急性薬物中毒の症状があった。隊員が呼びかけると、自身の名前を答えたという。薬物の種類は不明だが、精神安定剤のようなものを大量に飲み、手首を切ったとみられる。傷は浅く、血がにじむ程度だったという。すぐに都内の病院に搬送されて手当てを受け、命に別条はないという。

　加護は２０００年、１２歳の時にモーニング娘。のオーディションに合格しデビュー。「ミニモニ。」などのユニットでも活躍した。しかし、未成年だった０６年に喫煙が発覚。前所属事務所を解雇され、以後は苦難が続いた。新事務所に移籍後はアクション映画挑戦やジャズシンガーなど新境地開拓を模索した。

　しかし、所属事務所によれば、加護は昨年８月から安藤容疑者と交際し、今年１月から同居していたという。事務所は、加護と昨年１２月から「音信不通の状態」だったという。今月６日には安藤容疑者が恐喝未遂で逮捕され、加護も現場に居合わせ事情を聴かれたとの情報もあった。７日に更新したブログは事件について触れていなかった。

（デイリースポーツ提供）