賢明な岩手県民偏向NHK無視し達増知事再選実現
2011年09月12日08時16分
岩手県知事選で現職の達増拓也氏が圧勝した。岩手県民の賢明な判断力は健在であった。
ネットでは、自民党の片山さつき議員が公職選挙法に抵触するのではないかとも思われるようなネット上での呼びかけを懸命に行っていたが、まったく通用しなかった。
日本偏向協会=NHKは、震災復興会議でもただ一人正論を述べ続けた達増知事をまったく報道しなかった。震災復旧対応、復興政策立案でも、岩手県は宮城県などよりもはるかに優れた対応を示し続けたと考えられるが、NHKはまったく報道しなかった。
民主党代表選に向けては、被災地からの発言として、村井嘉浩宮城県知事だけを登場させ、野田佳彦財務省大増税路線の提灯持ちの役割を演じさせていたりした。
宮城県は、震災の復旧・復興政策にかこつけて、漁業に企業を参入させる活動を強行に推し進めているが、火事場泥棒的行動以外の何者でもない。
漁業に企業の参入を認めるかどうかは、日本の漁村の共同体性格を根本から変化させかねない、極めて重大な意味を持つ施策である。その影響は計り知れず、長期的な自然環境との調和を重視してきた、日本の沿岸漁業を、収益至上主義の収奪的な産業に変質させてしまう恐れを多分に伴うものである。
宮城県の村井嘉浩知事は、政府部内の対米隷属グループ、市場原理主義グループに後ろから操られているとの印象が極めて強い。まさに、日本政治を支配する米・官・業のトライアングル=利権複合体勢力の手先であるとしか、私の目には映らないのだが、NHKは達増拓也知事を登場させずに、常に木村嘉浩氏だけを登場させてきたのである。
岩手県知事選を先送りしたのも、達増拓也知事を何とかして落選させようとする勢力が画策したことであると考えられる。達増拓也知事は、よく知られているように、小沢一郎民主党元代表と近い関係を有しており、本来の民主党の主張、正統民主党の基本方針を重視する姿勢を示し続けてきた現代日本政界における稀有の存在である。
いずれ活動の本拠地を国政に移し、日本を牽引する役割を担うことになると予想されるが、利権複合体勢力からずれば、小沢一郎元代表と同様に、人物破壊工作の対象に据えたい人物の一人であることは間違いない。
今回の選挙で重要なことは、岩手の主権者が、メディアの徹底した反小沢キャンペーンにまったく影響されずに、人物の人格、見識、力量を冷静に見定めて、堂々とした独自の判断を示したことである。
政治のレベルは突き詰めれば、国民のレベルに帰着する。国民の意識が低く、簡単にマスメディアに誘導されてしまう段階では、本当の政治革命は成就しがたい。2009年8月総選挙で政権交代の偉業を成し遂げたとはいえ、日本の主権者国民はマスメディアの情報操作を見破り、情報操作を撥ね退けて正しい判断を示し抜く成熟さを、まだ備えるに至っていない。
この点で、岩手県民の冷静な判断力、情報操作を撥ね退ける、透徹した洞察力は特記に値するものであると思われる。
日本全体の有権者、主権者国民が岩手県民の冷静な姿勢、真実を見抜く洞察力を備えるようになるとき、日本政治は刷新の時機を迎えることになるだろう。
達増拓也知事の再選を心から祝福するとともに、日本の全主権者が岩手に学ぶことを提唱したい。
ネットでは、自民党の片山さつき議員が公職選挙法に抵触するのではないかとも思われるようなネット上での呼びかけを懸命に行っていたが、まったく通用しなかった。
日本偏向協会=NHKは、震災復興会議でもただ一人正論を述べ続けた達増知事をまったく報道しなかった。震災復旧対応、復興政策立案でも、岩手県は宮城県などよりもはるかに優れた対応を示し続けたと考えられるが、NHKはまったく報道しなかった。
民主党代表選に向けては、被災地からの発言として、村井嘉浩宮城県知事だけを登場させ、野田佳彦財務省大増税路線の提灯持ちの役割を演じさせていたりした。
宮城県は、震災の復旧・復興政策にかこつけて、漁業に企業を参入させる活動を強行に推し進めているが、火事場泥棒的行動以外の何者でもない。
漁業に企業の参入を認めるかどうかは、日本の漁村の共同体性格を根本から変化させかねない、極めて重大な意味を持つ施策である。その影響は計り知れず、長期的な自然環境との調和を重視してきた、日本の沿岸漁業を、収益至上主義の収奪的な産業に変質させてしまう恐れを多分に伴うものである。
宮城県の村井嘉浩知事は、政府部内の対米隷属グループ、市場原理主義グループに後ろから操られているとの印象が極めて強い。まさに、日本政治を支配する米・官・業のトライアングル=利権複合体勢力の手先であるとしか、私の目には映らないのだが、NHKは達増拓也知事を登場させずに、常に木村嘉浩氏だけを登場させてきたのである。
岩手県知事選を先送りしたのも、達増拓也知事を何とかして落選させようとする勢力が画策したことであると考えられる。達増拓也知事は、よく知られているように、小沢一郎民主党元代表と近い関係を有しており、本来の民主党の主張、正統民主党の基本方針を重視する姿勢を示し続けてきた現代日本政界における稀有の存在である。
いずれ活動の本拠地を国政に移し、日本を牽引する役割を担うことになると予想されるが、利権複合体勢力からずれば、小沢一郎元代表と同様に、人物破壊工作の対象に据えたい人物の一人であることは間違いない。
今回の選挙で重要なことは、岩手の主権者が、メディアの徹底した反小沢キャンペーンにまったく影響されずに、人物の人格、見識、力量を冷静に見定めて、堂々とした独自の判断を示したことである。
政治のレベルは突き詰めれば、国民のレベルに帰着する。国民の意識が低く、簡単にマスメディアに誘導されてしまう段階では、本当の政治革命は成就しがたい。2009年8月総選挙で政権交代の偉業を成し遂げたとはいえ、日本の主権者国民はマスメディアの情報操作を見破り、情報操作を撥ね退けて正しい判断を示し抜く成熟さを、まだ備えるに至っていない。
この点で、岩手県民の冷静な判断力、情報操作を撥ね退ける、透徹した洞察力は特記に値するものであると思われる。
日本全体の有権者、主権者国民が岩手県民の冷静な姿勢、真実を見抜く洞察力を備えるようになるとき、日本政治は刷新の時機を迎えることになるだろう。
達増拓也知事の再選を心から祝福するとともに、日本の全主権者が岩手に学ぶことを提唱したい。
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