横浜市らが主催する現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2011」が6日に開幕した。「OUR MAGIC HOUR」をテーマに、横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫(BankARTStudioNYK)をメーン会場として美術作品が広大に展示される。
特別連携プログラムとして行われる「新・港村~小さな未来都市」というイベントでは、7日に建築設計部門の公開審査を開き、応募25作品の中から、佐々木設計事務所(東京都港区)の佐々木龍郎氏が提案した『小さく住んで大きく暮らす』を特定した。
22日に着工し、トリエンナーレ期間11月6日まで新港ピア(横浜市中区新港2-5)Dブロックに展示する。
新・港村はBankART1929が主催。建築物の外部空間を内部空間と見なし、新たにヒューマンスケールの街をつくることを目的として、「新しいかたちの住宅」を募集した。提出25作品を小嶋一浩、曽我部昌史、馬場正尊の3氏が審査し、1次審査で5作品を選考。公開審査で佐々木氏と岩井友佑+松本晃一氏の作品を抽出して議論を重ねた結果、「スタンスにブレがない」「非常に攻撃的な考え方をそのまま掘り出している」「ストレートな提案が分かりやすい」などとして全員一致で佐々木氏の作品を選んだ。
1次選考通過者は次のとおり(提出者=作品名)。
▽田中昭成(田中昭成ケンチク事務所)=雨の住宅▽藤本健生(一級建築事務所ピー・オー・アイ)=ルーフ・シェアの家▽岩井友佑+松本晃一=Triming House▽大室佑介(藤田直矢+大室佑介アトリエ)=おばけハウス▽佐々木龍郎(佐々木設計事務所)=小さく住んで大きく暮らす。
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